あの子はどこに

『 1 』

「好きな人ができたんだ ！ 」

彼は嬉しそうに笑顔で自分に言った

正直あまり喜べなかった が 友達として”おめでとう”と言った

でも 、 それでも好きな人が取られた悔しさで苦しくなり 好きな人の好きな人を

殺した

好きな人はそのショックで倒れ記憶喪失 。

すべて望んでいた展開 ここから好きな人と一緒幸せに暮らす

想像していた

付き合って 結婚して しわしわになるまでずっと一緒

） 最近さ ~ 3組の橘 ？ だっけ ？ 雰囲気変わったよな ~

） 雰囲気変わったってより “中身が変わった” って感じだな

） え 、 ちょ怖いって w

） でもあいつの周り結構昔と比べてギスギスしてるよな

） だってあれだろ ？ 来宮と翡翠だろ ？

） おい 、 あんま学校で来宮たちの話すんなよ 、、

） 先生だってあいつらだって思ってることは皆同じだろ 、、

） まあそうだけどよ 、

毎日こんな噂で学校はもちきり

確かに翡翠ちゃんたちで俺らの関係が最近やばいのもほんとだし 橘くんが変わったのだってほんとだ

まあ 、 関係悪くなったのは 東雲くんも関係あるんだけど 、

赤） 神崎く ー ん ！ 早く行こ

紫） あ 、 ごめん 。 今日委員会あって 、、

赤） じゃ 東雲くんひっぱっていくね

紫） w 、 わかった

橙） 俺よんだ ？

赤） げ 、、

橙） げ 、 とはなんだ ！！

赤） あ ー はいはい 。 翡翠ちゃんのとこ行くよ

橙） へ ー い

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

赤） 失礼しま ー す 。 翡翠ちゃん 、 きたよ ~ ！

橙） 俺もおるで 、

靑） あぁ 、 紅葉さん 、 東雲さん 。 いつもありがとうございます 。

橙） 硬っ苦しいな ぁ 、 いつもの翡翠なら ｢ また来たの ~ 、 もうね みんなね 僕のこと好きすぎだから ｣ って言うで 、 絶対 。

赤） 今のめっちゃ似てた

靑） ごめんなさい 、 次から頑張ってみます 、、

橙） いちいち謝らんくてええんやで 、 親友なんやから

赤） そうだよ 、 ゆっくり記憶戻してこ

このいかにも弱っちぃのが翡翠ちゃん 。

もともとは仲良いグループのムードメーカー

あることがあり 記憶喪失になった 。

それでも最近様子がおかしい 、、

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

桃） ん 、

橙） 橘 、、

赤） 久しぶり 、 だね 、？

桃） あぁ 、

桃） 久しぶりだな 、 翡翠 。

靑） 橘くん久しぶりです 。

赤） え 、 橘くんは橘くんなの ？！

靑） そう読んでくれた方が嬉しいと言ってくれたので 、、

赤） いいな ぁ 、、

橙） ちょ 、 橘 。 ふたりで話せるか 、？

桃） 別にいいけど 、

靑） またね 、

桃） またな 、

橙） 、、、ｯ

橙） お前どういうつもりや 、

桃） どういうつもりもなにもないだろ

橙） あそこでもし 翡翠の記憶が戻ったらどうするつもりなんや

桃） そう簡単に記憶は戻らないから安心しろ

橙） そういう問題じゃなくてな 、！

桃） じゃあどうしろっていうんだよ 、！

紫） ちょ 、 おふたりさ ー ん ？ ここ病院 。

橙） 神崎 、、 くん 、

桃） じゃ俺もう中入っていいか 、、？

赤） すごい声したけどどうしたの 、？！

紫） ちょっとあって 、、 ね ？ 東雲くん 、 橘くん 、

桃） おう 、

橙） 、、、

赤） じゃ ー ね ！ また今度絶対くるから 、！

靑） うん 、 忙しいのにすみません

紫） いいんだって 、 気にしないで ？

靑） ありがとうございます 。

橙） てかなんで敬語なん ？

靑） 癖なんですよ 、、

赤）へ 、 へぇ ~

赤） ね 、 さっきの聞いた ？ やっぱり俺間違ってなかったでしょ ？！

橙） いやでもな もともと翡翠がそういう性格だったのかもってことは十分あるし 、、

赤） いやだってさ 、 翡翠ちゃんが記憶喪失なってからだよね ？ 来宮くんがいなくなったの 、

紫） 紅葉くん 、 来宮くんがいなくなってそりゃみんな混乱してるけど まだ何も知らないのに翡翠くんを疑うのはよくない

赤） じゃあ 、 来宮くんはどこに行ったわけ 、、

赤） もう帰る

紫） え 、 ちょ 、 ｯ

橙） ど ー する ？ 俺らも帰るか 、、

紫） そうだね 、 じゃあまた明日 。

桃）あぁ 、

桃） はぁ ｯ 、 危なかった 、 ~ 。 バレちゃうとこだった