「――やめて、離して!」
腕をねじりあげられ、ユズナはもがいた。
「黙れよ、命令できる立場か?」
「うおーっ、さすが芸能人! いい匂いするわ」
「スゲー金持ってんぞ。僕、おごってもらっちゃお」
男達は四人組だった。
一番大きな男がユズナを押さえ込み、帽子を目深にかぶった男がその前に立っている。
小太りの男が少し下がってそれを眺め、小柄で気が弱そうな男が更に後ろで辺りを見張っていた。
足元に転がったユズナのスマホは、先ほどからしきりに着信音を鳴らしているが、ただでさえ人気のない公園には誰かが来る気配もない。
ニヤニヤとユズナの顔を覗き込んだ男が、帽子を取ってみせた。
「ユズナさん、あんたのせいでこっちはバ*****
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