💙「やだやだ知らない……こんなのっ…知らないっ……」
ベッドの上でも、毛穴という毛穴が開くような快感を立て続けに与えられて、阿部ちゃんは俺を貪り尽くしている。
耳を舐められ、首を吸われ、鎖骨に印をつけられ、胸も捏ねられ舌でも愛されて、息ができないほどの快感に悶える。
体位も何度も変えられながら、深く、浅く、阿部ちゃんが俺のいいところだけを狙って動くので、何度も前が弾けた。
💚「翔太、可愛い、大好き、愛してる」
されたことのない激しい動きをされながら、合間に囁かれる甘い言葉にも恍惚としてしまう。全力でいいとは言ったけど、阿部ちゃんの本気は俺の想像を遥かに超えていた。
💙「だめ……だ……め」
何度達したかわからないほど気持ちよくされ、やがて俺は意識を手放した。
目が覚めると、隣りで阿部ちゃんがすやすやと眠っていた。
悲しい背中を見ないで済み、まずはホッとする。
そして重くなった身体をなんとか起こし、頬にキスをした。
キスに気づいた阿部ちゃんがゆるゆると目を開く。
💙「………阿部ちゃん……」
💚「………翔太…………」
なんだか、阿部ちゃんがすごく愛おしく見える。
この胸が詰まるような気持ちの正体は一体なんなんだろう。
この人を愛したいという、感情のうねりの根源のようなものは。
💙「すき」
初めて自然に自分の口からその言葉が出て、自分でも驚いてしまった。
それを聞いた阿部ちゃんの目が見開かれて、少し熱っぽく、潤んだように見えた。
💚「翔太、きもちよかった」
💙「ん」
💚「いつもいいけど、昨夜は特別」
💙「ん」
💚「頑張ってくれて、すごく嬉しかった」
💙「もういいって…」
💚「好きだよ」
💙「………」
💚「翔太、泣いてるの?」
💙「……言うな……って」
阿部ちゃんの腕の中で、優しく抱きしめられるのが一番気持ちよくて、一番平和で、一番好き。
毎回あんなに激しいのは無理だけど、阿部ちゃんをこれからも自分なりに悦ばせてあげれたらいいなと俺は切実に思った。
💙「阿部ちゃん、好きだよ」
💚「んっ。俺も好き」
💙「あの……頑張るから…捨てないで…」
💚「へ?」
阿部ちゃんはきょとんとして、そして、次の瞬間に可愛すぎる、と呟いた。
💚「わざとなの?それ」
💙「ふぇ?」
💚「翔太、もうちょっと頑張れる?」
💙「えっ」
そう言うと、無尽蔵の阿部ちゃんの体力はあっさりと回復して、再び俺に覆い被さってきた。
💙「ちょっともうさすがに…」
💚「頑張って」
阿部ちゃんの手は、滑らかにまた俺の身体をまさぐり始めた……。
おわり。
コメント
19件
あべちゃん頼もしい笑💚 しょっぴー健気でかわいすぎなんですが💙
体勢いろいろ変えられてるとこ想像して朝からぐふぐふしちゃった。まきぴよさんのあべなべ、変人ムーブかましてない時の阿部ちゃんががっつり雄なの良すぎてクラクラする。
わ〜、二人とも可愛すぎてじたばたしちゃいました😭💓まきぴよさんの書くしょっぴーも、💚💙もほんと好きです🥹