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「強くなりたい。」いつからそう思い始めたのか。
子供の頃からいじめられてた私。強くなれば悪者を退治できる、私のことを守れる。
小1のときだった。公園でいじめられてた私、相手は小5。勝てるわけがない。だから私は必死に自分を守ろうしただけ。
私はあの人に助けられた。イトと名乗る人だった。私がアイツラにいじめられているときにイトさんが声をかけてくれた。
「何やっているんだ!!!学校の先生に行ってやるぞ!」いじめっ子たちは逃げていった。きっと学校に知られたくなかったんだろう。イトさんが私に近づいてきた。「大丈夫かい?」
私が立ち上がろうとしたら激痛が腕に走った。「イタッ。」
いとさんが困った顔をして言った。「わぁ、左腕の骨が折れてる。これ全部あの3人組がやったの?」私はうなずいた。初めて私のことを助けてくれた人。久しぶりに嬉しかった。
「ごめんなさい、私が強ければ。迷惑をかけてすみません。」私は呟いた。イトさんは少し考えていた。そして私のことを真面目に見て言った。
「強くなりたいかい?」私はうなずいた。「俺はロボットを開発しているんだよ、君が実験台になってくれるか?ロボットと人間の合体を作っていて、その合体した人は最強になるよ。」私の目が輝いた。
「ほ、本当ですか?。」聞き間違いをしたのか?これ以上幸いなことはない。イトさんは優しい笑顔でうなずいた。「私を実験台にしてください!」
あのときの判断は正しいと思った。私は険しい道を歩むことに気づかなかったのだ。