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「……サッカーってなんだっけって。こんなにつまらなかったっけって。」
光明院は、三国の近くに行き、手を差し出し三国を立たせた。
「……円堂さん。サッカーってつまらないんですね。」
「……あなたが言った言葉が初めて、嘘だと感じました。あなたが教えてくれたサッカーはこんなにつまらなくて、あっけないものでした?」
「……とってもとってもつまんない。」
そう口にする光明院は、なんだか自分達と変わらない歳の子が話しているように、神童は感じた。
その原点には、円堂守というGKの存在が大きいというのも。円堂守を、まるで【神】のように思っているのも感じた。
「……今、教えてる子達はちっともサッカーを楽しんでなんかいない。サッカーってなんだろうね、松風くん。」
光明院は、後ろを振り向いて松風に問いを出した。
「……円堂守の後継、松風天馬。君にとってサッカーってなんなの?面白いもの?退屈しのぎのスポーツ?」
「!?、光明院!!!お前、何を言っているんだ!!!天馬は天馬だ!!」
円堂の言葉に、光明院は三国の近くに転がるボールを円堂の腹に向かって蹴った。
円堂は「グゥ!!」と吹っ飛んだ。光明院は、興味無さそうに松風に向き直る。
「……円堂守、私は今、松風天馬に問いかざしている。邪魔をするなら、わかるな?」
「っ!!!サッカーが“泣いています!!”」
松風の言葉に、光明院は松風の方を見た。
その顔は驚いたような顔をしていた。
「光明院さん!サッカーは人を傷つけるものじゃないんです!!!そんなの、そんなの、サッカーが“悲しんでいます!”」
その言葉に、光明院は剣城を見た。
剣城は光明院から顔を背けていた。そして、顔を歪めていた。彼は、揺れていた。フィフスセクターを裏切れば、どんな罰を受けるかなんて分かりきってる。でも、純粋にサッカーをやりたいという昔の自分に戻ったから。
「……そう。」
光明院は円堂の方へ歩く。
円堂は光明院を睨んだ。
「……このかに宜しく。円堂さん。もう二度とここへは来ない。」
そう言った光明院は「剣城京介。」と名前を呼んだ。剣城の方を見ることなく、光明院は静かに言った。
「……今回のことは、聖帝には言わん。
せいぜい、ぼろが出ねぇように気をつけるこった。」
光明院はそう言って、雷門中のグラウンドを後にした。