※自傷表現あり
※流血(?)あり
【tn side】
一人反省会をしていたが、俺はもう耐えられず、服もきちんと着ないまま、自室へと急ぐ。
机の上には血のついたナイフが置いてある。
俺はそのナイフを手に取り、それで自分の腕を切った。
じわりと血が浮かんでくる。
もちろん、そんな切り傷じゃ気が済まない。
腕だけでなく、足やお腹などにも傷をつけた。
tn「……まだや、」
大先生はもっと…もっとつらい思いをしてるんや、こんなんで済ませられるわけがない。
そう思った俺は自分の足を刺した。
自分だって軍人だ。
どこを刺したら危なくて、どこを刺したらしぬのかくらい分かっている。
そういう急所だけ避けて、俺は無心に自分の身体を切り刻み続けた。
気付いたら自分の手は血まみれだった。
身体の至るところから血が出ており、立つとふらついてしまった。
時刻は朝の六時。
そろそろ朝ごはんの準備をしなければ……。
適当に手当てをし、食堂へ向かう。
出血多量のせいだろうか。
壁をもたれながらしか歩く事が出来なかった。
やっぱり俺はダメな人間だなぁ……。
食堂には誰もいなかった。
そんな静かな食堂で一人、黙々とご飯を作る。
『7時になりました。皆さん起きやがれください』
ロボロの朝の放送が流れる。
ロボロも毎朝、早起きして放送してくれるなんて優しいなぁ……。
まぁ今のロボロの放送を聞いて、そろそろ皆、食堂に来るころだろうと考えた。
俺は出来た料理を盛り付けて、机の上に並べていく。
少ししたらぞろぞろと幹部たちが入ってきた。
kn「腹減ったー---!!!!」
sho「シッマ、うるせぇw」
kn「何やとぉ!!??」
shp「チーノ、今日暇?」
ci「暇やけど…何で?」
shp「一緒に城下町行かん?」
ci「行くぅ!!」
そんなたわいもない会話をしながら入ってくる。
まるで、皆には俺が見えていないかのように、空気のような扱いをされる。
まぁ、これも全て自業自得なんやけどな。
俺は、冷蔵庫から小さいゼリーを取り、書記長室へ行こうとした。
その時
??「トントン……」
誰かに名前を呼ばれた。
後ろを振り返る。
そこには味方最大の脅威と呼ばれるゾムがいた。
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好き(*^ω^*)(?) ロボロの起きやがれください好きやな()