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短編集

第8話 - 🍚 × 🍌 傷ついた君に

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2024年11月06日

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70770naoo

- ̗̀⚠︎ ̖́-

🍚 × 🍌

攻め ▸▸🍚 受け ▸▸🍌

🍚 24 🍌 22

病み注意、年齢操作注意

🍌さん大学生設定です

リスカなどなどしております、ご注意ください

nmmn や腐向けなどの単語に見覚えがない方

地雷カプやシチュだった方はブラウザバッグをお願い致します

ご本人様とは関係ありません

🍚視点

おんりーちゃんはたまに配信部屋のゲーミングチェアの上で下を向き自分を守るように寝ていることがある。

休んでいるんだろうと昨日までは思ってた。

昨日も同じ状態になっていて静かに扉を閉じた。

次の日の朝つまり今朝、確認するために扉を開けてみると何か血のような匂いがする。

音を立てないように慎重に近づくとおんりーちゃんの腕が切れていて、深紅の色をした綺麗な血が流れている。

それも1箇所だけではなく何ヶ所も。

深い傷もあれば浅い傷もある。

ベッドに移動させようと横抱きにするとおんりーちゃんの顔が見えた。

その表情は苦しそうに歪み、眠りながら涙を流していた。

何度も同じ場所を切ったであろう痕や沢山のかさぶた、青タンや、首元には紐のようなものの跡があった

今まで気づいてあげられなかったことが悔しい。

おんりーちゃんが起きるまで傷の手当をして待つ。

青タンができていたところなどの処置がやっと終わり、切り傷の処置に取り掛かる

まず最初に消毒をしなくちゃ行けないけどおんりーちゃんは寝てるし起こしてしまったら…と少しの間思考を巡らせるがこのまま放置してしまえば菌が入り大変なことになってしまうので心の中で謝罪しながら消毒液を綿に染み込ませ

ゆっくり消毒を始める。

消毒の痛みなのか、消毒する時に腕や足、などに触れていたり持ったりしていたからなのかは分からないが起きてしまったみたいだ。

🍌｢ん”、ｯ……ぅ。｣

🍚｢痛いよな、ごめんけどちょっとだけ我慢して。｣

そこから数分ほど消毒を続けていると痛かったみたいでおんりーちゃんが逃げようとする。

さすがにまだ1部だけしかガーゼをつけられてない状態で逃げられるのはまずい。

そう思い咄嗟におんりーちゃんの腕を掴む。

🍌｢ぅあｯ……、いたぁ。｣

でも場所が悪かったみたいでおんりーちゃんは少し苦しそうな声を出した。

🍚｢……ごめんなぁ。｣

そう言いながら手当を続けていく。

もう抵抗する気力も体力も残ってないみたいで成すがままになっていた。

🍚｢…おんりーちゃん、手当終わったよ。

頑張ったね。｣

そういい頭を撫でると嬉しそうに目を細めながらおんりーちゃんが口を開く

🍌｢……こめしょーにぁたまなでてもらうのすき…｣

そう言ったかと思えば俺の手をおんりーちゃんの頬まで下ろし手にすりすりとして甘えてきた

可愛すぎる、おんりーちゃんにこんなことやられたらみんな好きになっちゃうだろ

こういう時に無理やり聞くのは良くない。

今度元気になった時にちゃんと聞こう。

おんりーちゃんが寝ているベッドに滑り込み抱きしめて目をつぶる。

おんりーちゃんは慌てているけど関係ない。

おんりーちゃんが血を流して寝ていたのを見た時に死んでしまったのかと思い背筋が凍ったのだ。

その後冷静に手当をしたのだから今日ぐらいは抱き枕になって欲しい。

明日目が覚めたらきちんと話を聞こう。

そう思いながら深い眠りへと落ちていく___。

〜翌日〜

🍚視点

目が覚めて横を見るとまだおんりーちゃんは寝ていた。

とりあえずこの後きちんと話を聞くためにベッドから降り、顔を洗いに行こうとするとおんりーちゃんが抱きついてきた。

🍌｢いかなぃで……。｣

少し悲しそうにこちらを見つめてきた。

そんな表情すらも愛おしく感じてしまう。

🍚｢おんりーちゃんどうしたの！

甘えたくなっちゃった？｣

そう聞きながら頭を撫で、返事を待つ

🍌｢……きのぅ汚い、ところみせちゃっ…た、からすてられちゃう、

すてないで……｣

そう悲しそうに涙を零していた。

捨てるはずがないのに……

🍚｢おんりーちゃんのこと捨てないよ

ちょっと疲れちゃったんだよね。

今度一緒に出かけよっか。

それとも家が良い？｣

🍌｢…ありがと。

お家がいい……｣

🍚｢そっか。

じゃあゆっくり休も

今日収録は何かあるんだっけ？｣

🍌｢自分のチャンネルの撮影と、あとは……

全体の撮影があった気がする。｣

🍚｢じゃあドズルさんに俺が連絡入れとくから休もっか。｣

🍌｢でも……｣

🍚｢大丈夫！！

いい具合に誤魔化しとくから！｣

🍌｢わかった。

でも…こめしょーは、？？

やっぱり今日は撮影ある？｣

🍚｢今日はないから一緒にゲームでもしよ！｣

🍌｢うん｣

🍚｢おんりーちゃん、今度話せるなって思った時にお話聞かせてね。｣

この数週間後、勇気を振り絞り米将軍さんへ理由を伝えたおんりーさん。

おんりーさんが追い詰められていたのは大学内でのいじめとアンチのせいだったそう。

米将軍さんが対処してくれたおかげで大学からはいじめっ子が居なくなり平和に暮らせるようになったそう。

実はおんりーさんはモデレーター権限をスタッフの誰にも渡していないのだそう。

その理由は米将軍さんがモデレーターの権限を持っていて、それを見られるとまずいからなんだそうですよ。

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