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ランワス

⚠卒業して魔法局で働いてる設定。ワースは魔法研究管理局。



妹が怪我をして呼ばれた、妹が熱を出した。妹が……


そんなこんなで最後にランスとまともにあったのはいつだろうか。思い出せない。妹 のことが大事なのは知っているし、妹より俺の事を優先するのも解釈違いだ。


ただ、こんなにも妹ばっかりだと少し悲しくなるというかなんというか。たまには俺を選んでくれてもよくね?って思ったり。


自分の気持ちがよく分からなくて心の中がぐちゃぐちゃだ。

仕方ない。ついさっき何回目かも分からないデートの誘いを断られたばっかりだ。少しくらい感傷に浸らせてくれ。


……このまま付き合っていてなにか意味があるのだろうか。そんな言葉が頭によぎる。

付き合ったばかりの頃はこんなことも少なかった気がする。あっても必ず埋め合わせをしてくれた。


いつからだろうか、そういうのがなくなったのは。

ランスと付き合って5年、もう潮時だろうか。放してやるいいタイミングかもしれない。


……ランスは俺なんかといていい人間じゃないしな。


❄「どうしたの?なにか考え事?」

🕶「ツララ様?」

❄「なんだか浮かない顔してるな〜って。よかったら相談のるよ〜。」

🕶「……あの、恋人の話なんですけど」

❄「え、ワースくん恋人いたの?」

🕶「はい、5年ほど前から付き合っているんですけど最近、いm……他の人ばかり優先して最近まともに会えてなくて。」

❄「え、それはひどいね。」

🕶「いや、元からそういう奴だったんですけど昔は埋め合わせはしっかりしてくれていたんです。でも最近そういうのもなくて……だから別れた方がいいんじゃないかと、」

❄「そっかぁ、それは辛い。ワースくんは別れたいの?」

🕶「いや……まあ、」

❄「まだ好き?」

🕶「……はい。」

❄「正直、私から見たらワースくんの恋人は、すごく最低な人に見えるかな。」

🕶「ですよね、」

❄「このまま付き合っててもワースくんが幸せになれなさそう。」

🕶「……踏ん切りつきました。ありがとうございます。」

❄「そう?それなら良かった。」


決めた。デートは断られたがどうにか話す時間だけは取ってもらおう。一言だけでも言えたらいい。

『1日とは言わない。本当に少しだけでいいから会えないか。』そう伝言うさぎに送ると1呼吸置いた後に、『会える。』と返ってきた。

でも油断はならない。 こいつ最近高確率で当日に無理になったって言うんだよな。

一言言うだけの時間だけでいいからどうにか。そう思って俺は伝言うさぎをしまった。


次の日、案の定伝言うさぎには『悪い、朝早くからの予定になったから無理になった。 』の文字。

悪いと思ってるなら反省した素振りを見せろよ。なんて心の中で悪態をつく。

俺は少し考えたあと、『わかった』と返す。それから、『別れよう』と。


いっそ直接じゃなくていいと思って送ってしまった。すぐに返事が見たくなくて、伝言うさぎをソファーに放り投げる。

覚悟をしていたつもりだったが、いざ言ってしまうと後悔しか残らない。

未練タラタラできつい。


でも、これが正解の道なんだ。


この後いくらランスが色々言ったってワースは聞いてくれないだろうね。

ランスは妹を愛するが故に他の大切なものを失ってしまいましたとさ。


一応ハピエンにするつもりだけど、こういう終わりもいいかな。

でも、これは解釈違いだからちゃんと続き書きます。

マッシュルネタ詰め

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