探偵社
太宰 「ただいまぁー」
国木田 「太宰!!またお前は遅刻して!!!敦も太宰を無理やりにでも連れて帰れ!!」
敦 「・・・・」
国木田 「何固まってるんだ?」
敦 「あの、、、」
太宰 「、国木田くん 敦くんは記憶が無いんだよ」
国木田 「記憶が無い!?」
鏡花 「どういう事!?!」
太宰 「おそらく、、いや確実に異能力の代償だろうね」
鏡花 「あつし!!」
敦 「ビクッ」
太宰 「まぁ、まぁ、まずは、皆で話さなくては行けないね、、早く皆を集めよう、」
国木田 「わかった、敦、後で説明して貰うぞ」
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太宰 「ーーーーーーー。」
太宰 「私が知ってる情報はここまでです」
国木田 「孤児院を出てからの記憶がないだと!?」
谷崎 「そんな、、、」
僕、何かをしてしまったんだろうか?
この人達は誰なんだろう、、、
誰も話すことが出来なくなってしまい、沈黙が続く。 この空気を壊す人がいた
乱歩 「太宰、君の話だと1つおかしな点がある」
社長 「おかしな点?」
乱歩 「敦は前の異能力で孤児院の記憶を無くしてたはず。なのに、今は孤児院の記憶を取り戻している、何故なのか、それは、」
太宰 「強いショック、または 何かしらの異能力の不具合ですか、、」
国木田 「敦、覚えている記憶でいい全て話せ」
敦 「、、、」
言葉が出ない、、なんでだろう、人を殺した事を知られたくない、失望されたくない、
でも話さなきゃ、、、、、
敦 「僕は気づいたら倉庫にいて、、周りには知らない死体が僕を囲むように潰れてて、、それで、、トラウマのようなものが、、、」
たどたどしい言葉で説明した
心が痛い
周りを見ると、同情とも言える様な目で見られている、、それが心苦しい、、
乱歩 「なら、強いショックを受けて記憶を取り戻したって感じか、、」
社長 「敦の件は1度様子見とする」
社長と呼ばれている人が僕の方を見て言う
社長 「出かける時は必ず誰かと出るように、」
敦「は、はい、」
空気がとても重い、、前も体験したような、、
いや、気のせいだろう、、
今は、芥川でもいいから会いたい それ程までにここにいるのが辛い、、、
少しして、自己紹介をして貰った、、
何故か、皆少し、気まずそうだ、、それはそうだろう、探偵社からしたら僕は仲間だったんだから、、
この日の晩、僕はある所に向かっていた
昼間に見た海だ。 今は月が映し出されている
綺麗だな、、、、
ドクッ
パッと目を話す、、今日は満月だったと言うのに、何故か見てはいけない気がした
もう少し居ようと思っていたが、早めに帰るとしようかな、、っと思っていると見知った声が聞こえた
中也 「敦、お前 なんでここにいるんだ?」
デジャブを感じる
敦 「少し、抜け出してしまって、、」
中也「そうかよ、、、」
中也 「昼間よりひでぇ顔だな、」
敦 「すいません、何か、探偵社のみんな、僕を見ているようで何にも見てない、、そんな気がしてしまって、」
中也 「、、、つらいか?」
敦 「、、、、、はい、、、」
中也 「俺は、お前をポートマフィアに誘いたいと思っている」
敦 「、、、え?!」
中也 「お前は、今何を覚えている?」
敦 「ポートマフィアと、ギルドと、後は、、」
中也 「綺麗に、探偵社の記憶だけが抜けてるのか、、、」
敦 「はい」
中也 「そんな、お前を少し気の毒に思ってしまってな、」
敦 「、、、」
中也 「別に、強制じゃねえから、自分の意思で決めて欲しい、、」
敦 「ポートマフィア、、、」
正直に言ってポートマフィアにいい記憶は無い、、、
でも、ポートマフィアに行きたいと、少し思ってしまった、、
だって、今は探偵社にはいたくないんだ
敦 「少し、考えていいですか?」
中也 「おう!なら明日この時間に待ってる、、その時に答えを聞く」
敦 「はい」
僕は、どちらに行けばいいのだろうか、、
明日ゆっくり考えるとしよう