テラーノベル
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この先の角を曲がったら仁人ん家だ。
仁人の後について行くのもなんだから仁人の横を歩いた。
しばらく二人で話してたら気付かぬうちに着いていて、仁人が家のドアを開けた。
仁人が先に家の中に入る。それに続いて僕も入った。
「失礼しまーす」
この言葉は仁人の家に来る度毎回言っている。
何故なら入った感じになるからだ。
あと挨拶みたいな感じで。
それ以外特にこだわりは無い。
「失礼されまーす笑」
仁人が笑って返してくれる。
このふにゃってなった顔が可愛いんよなぁ…。
だからファンが惚れてまうねんやろうなぁ…。
「ぁ。頭大丈夫?」
「…?何煽ってるん?」
仁人がふっと笑い返す。
「違うって。さっきぶつけてたじゃん。
思いっきし。」
ぶつけてた…?
「あ、あぁ〜〜ぶつけとったな!」
やばい。考え事で、頭がぱんぱんで、何のために家来たのかと。頭痛かったのめちゃくちゃ忘れてた。
「はぁー…笑? 何。もう痛くないの?」
「いた……」
ん?これ痛くないつったら帰らされるやつ?
せっかくここまで来たんに?
いや。それはなんか勿体ないな。色々。
「めっっちゃ痛い」
そうや。腫れたら支障でるし、今ちょっとは良くした方が絶対にいい。
うん。きっとそうや!
「おっけ。んじゃ、ちょっと待っててー」
とことこと冷蔵庫の方まで走ってく。
…なんか可愛いな。
あれ。てか待って。冷静に考えたら…今って…俺と仁人2人きりってことよな。
……つい仁人の方をじっと見てしまう。
って何してんねん。僕は。
ソファーに座り込んで床を見つめる。
仁人は僕のことどう思ってんねやろーか。
…迷惑な存在
……なわけないか!
仁人は俺の事きっと絶対好きなはずやもんな!
勢いで顔を上げると床に目がいってて気づいてなかったが仁人が目の前にいたようでこちらをじっと見つめていた。
「ッ!?」
思わず飛び跳ねてしまった。
「なになになになにそんな驚く??」
「いや驚くやろ!いるなら言いや!!?」
「ええぇー??それじゃ意味無くね?笑笑 」
そう言いながら僕の頭に氷袋を置いてくれた。
「おお。気が利くな。ありがとう。」
「ん。」
っ〜可愛いなぁ…。抱きつきたなる!!
でも多分迷惑よな…。
そう感じて僕は仁人と少し距離をとった。
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コメント
1件
こーここさん、第4話読みました!仁人のふにゃっとした笑顔、めっちゃ可愛いですよね…「抱きつきたなる」って気持ち、すごくわかる。でも「迷惑かな」って距離とっちゃう主人公の複雑な心の動きが切なくて、胸がぎゅっとなりました。氷袋置く仕草とか、優しさがにじんでて好きです。2人の距離、これからどう変わるんだろう…続きが気になります!