テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
私は黒魔術を使いゴーストとになった。私はただ彼のそばにいたかっただけ、
彼の隣が欲しくて元々いた婚約者を脅して見事婚約者の座を手に入れたの。
でも彼に脅しがバレて距離を置かれ結婚しても彼は元婚約者の側にいたわ。
私は彼にも元婚約者や使用人に話しかけても無視され続けた。
でも私はどうしても彼のそばにいたかった。
私の家は代々黒魔術士だった。でも今はその血は途絶えたと思われている、本当はそんなことなかった。父や母はそんな血筋があるって知らないでしょうけど。ある時ばあやに言われたのあなたには濃く黒魔術士の血が流れているって。
その言葉と共に一冊の魔術書も貰ったわ。その魔術書は黒魔術や家紋魔術や血統魔術などの魔法陣が描かれ、使用効果などが細かく書かれていた。
彼の側にずっと居られるように私はゴーストまたは透明化と呼ばれる黒魔術を使うことにした。ゴーストになれば片時も離れずに永遠に彼の側に居られると思ったから。
今日がその決行日だ。
「必ず成功させてやりますわあ〜」
必要なものは全部揃えた!
私はこの家のもの全員に無視をされているので護衛の前を通っても何も言われない。
小声で悪口言われるくらい。
「……うわ。」「坊ちゃんに迷惑だけはかけないでくれよ。」ギロッ
あらあら怖い怖い
さあ森の中心部に来ました。
魔除けも周りに振りかけて準備満タン!
「魔法陣も描いてっと……おー!綺麗にかけたあ!」
練習した甲斐がありましたわあ!
あとは呪文を唱えるだけですね……待っててください愛しの我が君!!
「なんかすごく怪しい呪文!」を唱えてます。
──────。────、────────。
キィーン
「身体が光ってる?肉体が無くなってる!……うううわあああああああ!!痛いっ!……っ」
でも、これを乗り越えた先に彼が待っているなら何も怖くないわ!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ん……」
痛みで気を失ったのよね……?ここはどこ?
「起きたか?」
「へ?」
「おはよう」
「お、はようございます?」
「黒魔術を使いお前の肉体は破壊されて幽体となった。」
「あら無事に成功したのですわね!!」
「だがお前の魔力は肉体を破壊することを引き換えに消滅した。人間は魂に魔力がないとこの世界では生きられないぞ。」
「え?私消えてしまうのですか!?」
「ああ。成仏するぞ。」
「どうしましょう……もう彼に会えなくなってしまうのですか?」
「俺の城で働けば魔力も与えてやる。」
「え?どういうことですか?今更ですがあなたは誰ですか?」
「自己紹介をしていなかったな。俺はこの冥界を支配する、冥王 アデス・ジュルガーだ。」
「めいかい?めいおうアデス??」
「人間が死んだら来る世界と言ったところだ。」
「なるほど。あ、私はメルメール公爵家 メリアンヌ・メルメールと申しますわ。」
「結婚したのでは?」
「あー。籍は外されてると思いますよ。それでも諦められませんでしたが。」
「君は黒魔術決行間際に我が君と言っていたなそんなにいい男なのか?」
「ええ!顔が本当にいいんです!!って、どうしてそんなこと知っているんですか!?」
「なるほど顔か。ああ、俺はメリアンヌに一目惚れしたんだ。」
「一目惚れ?こんな大悪女にですか!?」
「大悪?一途で可愛いじゃないか。」
「へ、かわっ!?か、可愛いなんて初めて言われました。」
「そうだ可愛いぞ。」
「恥ずかしい……!」
「それでどうだ?俺の城で働く気はあるか?」
「うう、それしか道がないなら働きますわ!」
彼のことは諦めきれないけど城で働けば魔力を貰えて、いつかまた彼の側に行けるかもしれないですし!!やってやりますわあ!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「なんて思っていたのが懐かしいですわね。」
「俺は顔もいいしリアを愛しているから一生側にいるぞ。」
「はい。私も愛していますわ……アデス。」
「魔力も肉体も戻したのに俺の所にいると言ってくれたの今でも覚えてるぞ。嬉しかった。」
「何を言ってるの子供がいるのに離れるわけないわよ。」
そう子供が生まれました。
「ママっ〜!」
「リディ!今日も可愛いわね〜!」
「ママっ!早く行こうよ!!」
「そうね。では行きましょう。」
「ああ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴーストとなり肉体を取り戻しリディが生まれ育ち。約10年が経ち、17だった私は27となったが肉体年齢は時が止まり17のままだ。
そんな私達はリディの我儘でおじいちゃんとおばあちゃんに会いたいという願いを叶えるためにメルメール公爵家に来た。
「お、お嬢様っ!?」
「あら10年も経ったけどまだ貴方が護衛をしていたのね。話が早そうで助かるわ。」
「お母様、お父様紹介するわ───」
「あらあそこに居るのは元夫ではなくて?」
「なんっ!?な、なな、な、なぜだ!?」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!