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ご飯を食べ終わって準備をして親に送られて健診へ行く
「ごめん、お母さんこの後仕事あるから帰りは歩いてくれる?」
「おーけー!全然大丈夫よ!」
「そう、ならよかった」
「ん、もうここで降ろしてもらっていいよ」
「わかった、いってらっしゃい」
「いってきまーす!」
毎回ここの病院に行くのでもう慣れている
「おはようございます」
入口近くでおじいちゃんの乗ってる車椅子を引いた看護師さんに挨拶をする
「おはようございます」
優しい声で返事が来る
小学生で病気が発覚してから2週間に1回のペースで薬を貰うのと検診のためにここに来る
だからもう全員のお医者さんや看護師さんと顔なじみなんだ
「かりんでーす!検診に来ましたっ!」
「はい、春風さんですね」
「んー、冷たいなぁ」
「ま、一応仕事ですから」
「ちぇっ!ちょっとくらいいいじゃん」
「真人先生は今1人診ています。おそらくすぐ受けれますよ」
「はーい!ありがとうございます!」
真人先生はいわば私の主治医
私の病気が発覚した時からずっと診てくれてる
私の病気はたまたま真人先生に適した分野らしい
「次の方ー?」
「あ、はい!」
「お、鈴華さんですか」
「はい!いつもの検診とお薬を貰いに来ました」
「りょーかい、!最近体調悪いとかある?」
「んー、特には無いですね!」
「そう、じゃあこっちへ来て」
「はーい!」
私の病気はガチガチな検査をするやつ
レントゲンを撮ったりしないといけない
「最近学校どう?勉強ちゃんとしてる?」
「昨日返されたテスト満点で1位です!」
「へぇ!相変わらずすごいねぇ」
「それほどでもぉ!」
検査の合間とかに看護師さんとかとお話する時間が1番楽しい
小一時間かかった検査を終えるとまた診察室へ案内される
「はい、検査の結果だけどね」
「はい、!」
「めちゃ調子いいね!全く進行が見られないよ」
「ほんま!?やった!」
「この調子ならお酒の味知れるんじゃない?」
よく真人先生が使う表現”お酒が飲める”
それはつまり私が20歳まで生きられるという意味
「え!?ほんとに!?」
「嘘つかないよ笑」
「やったー!」
「ただし!この調子でいくならね!怠けて生活リズム崩したりしたらすぐ進行しちゃうから」
「あくまで健康的な生活を!ですよね!」
「そう!分かってるなら安心だ」
「任せてくださいよー!」
「ん、お薬はまた下の薬局行ってね」
「りょーかいです!」
「ほら、この紙渡してね」
「はーいっ!」
「じゃあまた2週間後!」
「はいっ!さいなら!」
進行してないって!お酒の味知れるって!
この報告はこの世のどんな報告よりも私の胸を踊らせる
幸せの気分のまま受付でお会計を済ませ薬局へ行く
こっちの薬局も毎回行っているところで薬剤師さんも顔なじみだ!
「こんにちはー!」
「お!鈴華さん!なんだかテンション高いですね」
「え?分かっちゃうー?」
「何かいい事ありました?」
「びょーき進行してないって!」
「おー!おめでとうございます!」
「このままならお酒の味知れるってさ!」
「おめでたいですねぇ」
「はい、!これ紙!」
「はい受け取りますね」
素人目に見てもわかる
最近明らかに薬の量は増えている
ただ薬を少し増やすだけで進行が止まったならだいぶ良い
「はい!これお薬ね」
「ありがとうございまーす!」
「代金こちらに」
「えっと、これで!」
「はい、確かに」
「それじゃさいなら!」
「はい!また2週間後!」
帰り道も頬が緩みっぱなしだった