岩本 サイド 。
俺には 、ずっと片思いしてる人が居る 。
それは 、幼馴染の阿部 。
まぁ 、片思いっていうのは 、分かってるけど 。
阿 「照、おはよぉ、」
眠たそうな声で 、俺に声を掛ける阿部 。
岩 「ん、おはよ。」
阿部は 、昔っから真面目で 。
昔っから優しくて 、可愛くて 。
そんなところを 、好きになった 。
岩 「なぁ、阿部。」
阿 「ん〜?」
岩 「今日って数学、あったっけ?」
阿 「うん、あるよ〜…」
阿 「今日、課題提出日だし…」
たわい無い話して 、幸せだ 。
この恋が 、叶わなくていい 。
ただ 、君の側に居れるならそれだけで 。
俺は 、幸せだ 。
岩 「…はぁ〜ねっむ…」
他の皆が来るまで 、阿部と2人きり 。
昨日は 、よく寝れなくてつい 、欠伸をする 。
阿 「んふふ、眠そうだね?笑」
微笑んで 、俺を見る 。
急に恥ずかしくなって 、顔を赤く染める 。
岩 「昨日、寝れなかったからだわ…」
阿 「寝不足?ちゃんと寝なよ〜?」
岩 「ん、てか阿部も無理してない?」
阿 「…あ〜、俺はね…大丈夫…!」
阿部も寝てないんだろう 。
目の下に 、隈がある 。
岩 「お前も、ちゃんと寝ろよ」
阿 「ん、うん…」
無理 、しないで欲しい 。
阿部が倒れる所とか 、絶対見たくねぇから 。
深 「おっはよ〜〜!わら」
深 「おっ、今日は遅刻セーフだ!わら」
阿 「ふっか、珍しいじゃんっ、笑」
岩 「…いつもこうだったら、良いんだけどな、笑」
深 「それは無理だわ〜!わら」
深 「今日は、めっちゃ頑張った!わら」
阿 「いつも頑張ってよ〜笑」
ようやく 、来た 。
さぁ 、早く学校に行こう 。
遅刻してしまうから 。
…