prsk.寧々冬
注意⚠️
・寧々冬
・無自覚嫉妬
・糖度高め(血圧高い人はご遠慮ください)
・草薙寧々の口調わかんなすぎてわんだほーい
・自己満
以上に問題のない方はお進みください。
〈第1話〉
「おはよう!!!!冬弥!!」
「おはようございます。司先輩。
今日も元気ですね」
(あれ、あそこに居るのって
司と……青柳君?)
「おはよう、司」
「おっ、寧々!!おはよう!!」
「ねぇ、さっき話してたのって、青柳君だよね?」
「ああ、冬弥と話していたが……」
「そう。仲、いいの?」
「ああ!!小さい頃は妹の咲希と、
俺とで遊ぶこともあったからな!!」
「そっか、いいなぁ、(ボソッ」
「?珍しいな、冬弥に興味があるのか」
「い、いや、、そういう訳じゃないよ」
「じゃあね、司」
「あ、ああ……」
(気のせいか?『いいなぁ』と聞こえた気がするのだが……)
あれ、わたし、司が小さい頃から青柳君と遊んでるって聞いて、いいなって、思った……?なんでだろ、羨ましいだなんて、
「なんか、調子狂う……、」
・・・・・・
「はぁ、、」
次の授業数学か……、面倒だな、
「起立、礼、お願いします!!」
「「「お願いします!」」」
「おねがいしま~す、、(ボソッ」
「じゃぁ~~青柳!問三の答えを記号で答えてくれ」
「はい、答えは3番です」
「はい、正解だ。解き方わかる奴居るか~?」
そういえば、青柳君って頭いいんだよね、顔も……まぁ、いいし、
運動は……そういえば、体育に参加してるの、あんまり見ないかも?
いや、だとしても、めっちゃモテそ――
「はい、じゃあーそこのボーっとしてる草薙!」
「えっ、あ、はい……、」
やば、全然聞いてなかった、
「5(ボソッ」
「あ、5、5です」
「はい、正解だ」
「はぁ、(チラ」
「「あ、(パチッ」」
「ありがと、青柳君(ボソッ」
「ああ。だが、授業には集中してくれ」
「う、うん、」
―昼休憩―
「冬弥ー!」
「あ、今行く!」
(青柳君、昼休憩になると、いつもあのにんじんみたいな髪の人とどこか行くんだよね、
お財布みたいなの持っていってるし、一緒に購買のごはん食べてるんだろうけど……、
「はぁ、今日も一人か」
(まぁ、別に誰かと食べたいわけじゃないけどさ、
「なら、俺と一緒に食べるか?」
「うん……え?」
「彰人、今日は別の用事で来ていたようで、」
「俺も一人なんだ」
「なんで、私に……(ボソッ
「……すまない、迷惑だったか?」
「あ……、いや、そうじゃなくて!」
(口に出てた、うぅ、罪悪感が……
「あ、青柳君が良ければ……」
(パァァァァァ˚✧⁺˳✧༚
(効果音めっちゃ嬉しそう……)
「そうか、じゃあ隣、失礼するな」
「あ、うん」
「じゃあ、いただきます」
(じーーっ
「?」
「草薙?どうかしたのか?」
「あ、いや、」
「青柳君って、ちゃんといただきますとかいうの、やっぱり、育ち良いなぁ、って」
「あ……、」
「家でマナーとか厳しいの?」
「いや、そうだな、演奏がいくら綺麗で成功したものでも、立ち振る舞いまで綺麗でないと意味がない、と」
「演奏……?」
「草薙は聞いたことがないのか?俺の家の話を」
「えっと……うん」
「……なら、それでいい。所詮は噂だしな」
「噂って……
そう聞こうとして、でも、言葉を飲み込んだ。
「青柳君、なにも聞かない方がいいかな」
「……!なんで、」
「すこし、眉に力が入ったように見えて、」
「いや……だったよね、自分の噂の話なんて」
「俺は、よく表情筋が動かないと言われるのだが……草薙はすごいな」
「人のことをよく見ている」
「見てる……そう、なのかな?」
「ああ、『彰人』くらいしか、わかってくれる人がいないからな」
(ズキッ、
(あれ、なんか……他の人の名前が出てきただけなのに……、)
「痛い(ボソッ
「草薙?食べないのか?」
「あ……たべるよ、少し考え事をしてただけ」
「……そうか」
「「ご馳走様でした」」
「あの……」
「久しぶりに人と昼ごはん食べて、その……
少し、楽しかった」
「ありがとう」
「こちらこそ、食事が楽しく感じられた」
「家や、一人でいるときは、食事もだだの作業のように感じるのだが……」
「そう、なら……よかった」
『自分の家』でも……か、
なんか……青柳君ってこう、クールで澄ましてるイメージがあったけど、それは、
彼を取り巻く環境のせいなのかな……。
例えば、
家庭環境――とか。