翔太side
あれから俺はなかなか素直になれず、2日間家を出なかった。
それはそうと佐久間たちも心配で毎日インターホンを鳴らしに来るけど「大丈夫だから。心配しないで」としか言えなかった。
あれ、涼太の余命ってあとどれ位なんだーーーーー?
涼太side
あれから2日。翔太は全く病院に来なくなった。
大介「涼太ー!元気ー?」
蓮「どーも」
康二「いえーい笑」
この2日、この3人で来てくれた。
涼太「ねぇ、翔太どうだった…?」
大介「翔太ねぇ、まだ無理そう…」
涼太「そっ、かぁ」
蓮「大丈夫っすよ、明日こそ来てくれる」
涼太「そう、だね」
康二「ほらほら!!!!元気だそーや!」
涼太「うん、そうだね!!」
あーあー、もう翔太は来ないのかなぁ
せめて死ぬ前に1度は会いたいなぁ
ごめんね、こんな俺で
俺の体が強かったら
翔太だってこんな苦しい気持ちになんてならなかった。
こんな俺で…ほんと、ごめん…
でももう大丈夫だから。
翔太はこの3人と幸せに生きて…
涼太「う、…げほっげほっ…」
大介「涼太?!!!」
蓮「康二ナースコール!俺は翔太くんに電話する!」
康二「分かったっ!!」
涼太「はぁっ…げほっげほっ…はぁっ…げほっ…げほっ」
大介「涼太!!!!しっかり!」
翔太side
翔太「もうお昼、か」
そう思ってコンビニに出ようと思ったら急にスマホが震えてきた。
翔太「な、何?」
スマホには目黒蓮と書いていて、俺はまさか、と思って電話に出た。
📞翔太「もしもしっ」
📞蓮『翔太くん!!!!!!!』
📞翔太「な、なに?!」
📞蓮『何じゃない!今すぐ素能病院に来て!!!!』
📞翔太「分かったっ!!」
涼太っ
涼太っ
やだ
やだ
死なないで
お願いだから…
ガラララ!
翔太「涼太!!!!!!!」
涼太「…げほっげほっ…しょ…げほっ…た…げほっ」
翔太「涼太!!!!」
涼太の病室に入ると涼太の荒い息遣いと嫌な音が鳴り響いていた
翔太「照先生っ!」
照「分かってる、全力を尽くすよ」
辰哉「大丈夫、大丈夫、涼太は絶対に」
翔太「涼太ーーーっ!!ぐすっ」
涼太「おれ、…げほっ…しょっ…げほっ…たと…げほっ…ふた…ごに…げほっなれて、…げほっ…よか、…た」
翔太「バカ!死ぬな!!!」
涼太「…げほっごめんね、……げほっ」
『ピリリリリリッ』
照「?!!!容態が悪化!」
辰哉「涼太の意識がない!心臓マッサージ!!!!」
涼太「………………」
翔太「りょうたぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
大介「翔太…涼太…ぐすっ」
蓮「……」
康二「ううつぐすっ…ぐすっ」
『ピーーーーーー』
その嫌な音と共に涼太の握っていた手が滑り落ちたーーーーーーーーーーーー
翔太「…え…」
照「………ぐすっ」
辰哉「……涼太……」
照「翔太…ごめん………………………」
辰哉「…………………」
照「午後3時25分渡辺涼太さん、永眠になられ、ました…ぐすっ」
翔太「りょーた、」
俺は絶望でしか無かったーーーーーーーーーーーー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
どーも!れいです!
次回で最終回!!!!
ここまで見てくれた方、応援してくださった方、本当にありがとうございます!
これからも応援よろしくお願いします!!!!
コメント
3件