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「ご機嫌だな」
早川さんの第一声に、私は頷く。
「あと80年くらい生きる宣言したの。よく考えたら100歳以上だわ、と今になって自分で可笑しい」
「あり得るだろ。あいつに言ったのか?」
「そう、あいつに言ったの。今頃、叔母に電話しているに決まっているわ」
「ふっ……“菊が俺たちの嘘を知っている!”ってか?」
「そう。知っていても、知らなくても、関係ないのにね」
彼は大きく頷いて
「隣人が金持ちでも分けてもらえるとは思わないだろうが【家族・親戚・血縁】というのを都合よく振りかざすパターン。金や資産のある人が往々にして巻き込まれるトラブルだと思う」
と言う。
「よくあるってこと?」
「ある。ただ、あの嘘は初めて聞いた手口。それから、菊の年齢で巻き込まれることも少ないな」
「そっか。貴重な経験ね」
――そう言って笑うしかない経験だわ
「そう言えるところ、嫌いじゃない。これが、一ノ瀬邸の、不動産査定書です。こちらが見積書ですが、とりあえず」
「とりあえず?」
私は彼が目の前に置いてくれた二枚の用紙を、左右それぞれの手で持って見比べる。
「査定は現況を数値化した数字。見積額は査定結果に加えて、市場動向や諸経費を考慮した実際の取引金額の提示だと思って」
「うん」
「今の状況は諸経費が不明過ぎて、見積書はとりあえず、と言った」
「もう少しわかりやすく言って」
コメント
2件
そりゃ〜ご機嫌よね〜!スキップしながら来ました🎶😆 菊ちゃん100歳以上いけそう🤭 あの2人の電話のやり取り盗聴したいなぁー👂今頃大騒ぎで叔父にも連絡してるよ! 作戦会議のやり直し、モタモタして欲しいわ〜😏 その間にどんどん間違いなく売却へ… はい🙋♀️早川副社長、全くわからないので説明よろしくお願いします🙇♀️

今頃、アッチはドタバタ慌てだしてるね・・ザマァ😎 菊ちゃんも動き出した(^^♪ こちらはいい方向に😉