悪魔の花嫁

バタバタ、すみません林田の姉ですが…

林田一翔の家族？

はい。理子を連れてきた。林田一翔の姉の真央です。

顔を確認していただきます

被ってた布をとり、

一翔…ひゃあ…

ﾊﾟﾀﾝ！

林田さん～

バタバタ！

真央～！

兄さん…

社長？…

この人、大物の息子だ！

なんだ？…子供がいて兄弟？…

弟がもう一人います。父の所に住んでます。

一翔は一番下です…

すみません～通してください！

鈴？…

お兄ちゃん…

子供置いてきたのか…

何でよ！～

理子ちゃん…

おばちゃん…

パパね遠い所に行ったのよ。

ママの所でしょ…ママ私を産んだら死んじゃった…ママが連れてったのね…一人になったよ。

葬儀が早めた。

父さん…

綾達連れて別荘に行きなさい。

愛も五人の子供達

相変わらずです。

そうか。

---

真央おばちゃん？、お父さんね綺麗な女の人と抱き合ってたよ。

誰なの？分かる

わからない。観た事ないおばちゃんだった。

そうなの…

通夜にお父さんが

真央？並んで座りなさい。

莉央、鈴姉さんが見えた。松川さんも見えた。

莉央がネクタイ苦しい。暑いな…

駄目だって緩めたら…

観た事ない。女性が

見えた。

誰なの。

誰だ？…

香典封書観てもらえ

きつい顔をした。

松川さんも観た事ない顔ですね？…

美人だな。

あなた…

…肩を竦めてた松川さん達。

刑事達も護衛してた。

線香臭い…

でも花の香が交じってる…

脚が悪いな？

草履ひきつってる…

ありません…

鼻にかかった声で

私出しましたよ。

翠川で

ありました…

すみませんでした。

帰ります…

一礼して。門を出た。

佐藤？付けろ。

はい！

バタバタ。駆け出した。

え？…いない…

---

おかえり。

…

どうした？。

なんでもありません…

桐子、

肌襦袢になり、小紋に着替えた。

斉？又寝っぱなし？…

新聞見たら毎日物騒な世の中だな。

起き上がり。はいお茶

ありがとう

な？桐子、髪緩んでる、

翠川さん～

はーい。

先程は失礼しました。

お返しのティッシュ、お茶を持ってきました。

わざわざ付けました？…呆れた笑っ

どんなお知り合いですか？

林田さんとは躍りの稽古で会いました。若いお父さんだとは思いませんでした。

あの方、大手の社長の息子ですよ

そうなの。お花に高島って書いてましたから、

お茶どうぞ

翠川さんのご主人でしたか。

あまり外に出ませんが笑っ

もし変わった事有りましたら。

こちらに連絡ください。

お香つけてます？

厄除けにしてますよ。

虫が多いですからかやで寝てます。

昔からこの辺変わりました。

ごちそうさまでした。

失礼します。

ご苦労様です。

律儀な刑事だな。

では俺達の続きは？…

食事でしょ笑っ