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(丈×鼓一朗・蒼士×光希)
休日、駅前。
丈と鼓一朗、蒼士と光希の4人は待ち合わせをしていた。
「おっそいぞー!」丈が手を振って駆け寄ると、鼓一朗は舌打ちしてスマホをしまう。
「お前が勝手に早く来すぎなんだろ」
「いいじゃん〜。なあ、蒼士!」
「はは、まあまあ。デートなんだし、喧嘩しないでよ」蒼士は苦笑しながら光希の肩を軽く叩く。
行き先はボウリング場。
丈と蒼士はテンション高くハイタッチしながら盛り上がり、鼓一朗と光希は呆れつつもどこか楽しそうに見守る。
「ほら、見とけよ!」丈は颯爽と投げるが、ガーター。
「だっせぇ!」鼓一朗が笑うと、丈は即座に振り返ってニヤッとする。
「じゃあお前も投げろよ、鼓一朗!」
「上等!」
一方その隣レーンでは、蒼士が余裕のストライクを決めて光希に振り向く。
「どう?かっこよかった?」
「……はいはい」光希は素っ気なく返すけど、耳は赤い。
「絶対嬉しがってるだろ〜」蒼士がからかい、光希は顔を隠すようにタオルを被った。
結局、勝負はドロー。
帰り道、丈と蒼士がわちゃわちゃと次の遊びを相談し、鼓一朗と光希は「ほんとガキだな…」とため息をつきながらも笑ってしまう。
攻め同士の会話編(丈×蒼士)
放課後、屋上。
部活帰りの蒼士と、教室から逃げ出してきた丈が缶ジュース片手に並んで座っていた。
「なあ蒼士」丈がぽつりと呟く。
「ん?」
「鼓一朗さ、強がってんのにすぐ顔赤くすんの。あれマジ反則だわ」
蒼士は吹き出した。
「わかる〜!光希もそう。クールぶってんのに、ちょっと耳触ると速攻で真っ赤」
「ははっ!お前もやってんのかよ」
「もちろん。あいつ、ドMっぽい反応するからマジ楽しい」蒼士は悪戯っぽく笑う。
丈は目を丸くしてから、にやっと笑った。
「俺ら、性格似てんじゃね?」
「だな。攻め同士の特権ってやつ?」
二人は缶をカチンとぶつけ、夕日を背に笑い合った。
その姿を遠くから見ていた鼓一朗と光希は、顔を見合わせて同時にため息をつく。
「……ほんっとガキ」
「……でも、放っとけないんだよな」
よっしゃ👌✨
じゃあ今度は 受け同士の会話編(鼓一朗×光希) いくね!
攻め同士が屋上で「俺らの受け可愛いよな」ってニヤニヤしてたのに対して、受け同士はどうなるか…
受け同士の会話編(鼓一朗×光希)
図書室。
静かな空気の中、鼓一朗と光希は偶然隣同士の席に座っていた。
「……丈と、最近どう?」光希が小声で切り出す。
「なんでお前に話さなきゃなんねーんだよ」鼓一朗は顔を背ける。
「別に。…俺も蒼士に振り回されてるし、似たようなもんだろって」
少しの沈黙のあと、鼓一朗がため息をついた。
「アイツ、マジで子どもっぽいんだよ。授業中にちょっかい出してくるし、放課後も付きまとってくるし…」
「……でも嫌じゃないんだろ?」光希が静かに突っ込むと、鼓一朗の耳が赤く染まる。
「……うるせえ」
光希は微笑む。
「蒼士もそう。俺の反応見て笑ってばっか。でも…悪くはない」
「お前もかよ」鼓一朗は思わず吹き出した。
二人は顔を見合わせて苦笑する。
「結局、あいつらに振り回されてんの、俺らだな」
「……まあ。悪い気はしないけど」
その瞬間、図書室の扉がガラッと開いた。
「おーい、鼓一朗!光希!」と元気に丈と蒼士が入ってくる。
「また来やがった…」
「……ほんと、騒がしいよな」
そう言いながらも、二人の頬はほんのり赤かった。
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