この作品はいかがでしたか?
903
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注意書きは一話目をどうぞ。
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s h a 視点
「ははっ、せぇかぁ〜いෆ」
なんというか……既視感を感じる。
なんなら大先生が存在感無さすぎて「あれぇ.ᐟ?僕は.ᐟ?」なんて言っている。
まぁ、それはそれとして……。
なぜ桃色の瞳を持つ彼が空間移動から出てきたのか。
そう、それは彼こそがこの事件を起こした張本人だからである。
「なんで、こんな事したんや…….ᐟ.ᐟ」
「ん?なんでか?」
「勿論なぁ……」
ゆっくりと足音を鳴らし彼が近付いてくる。
彼の着ているコートが揺れ、圧倒的な存在感を演出している。
身長は小さいのに。
「お前を手に入れるためやでෆ」
「……はっ、?」
そのまま立ち止まり止縛魔法を掛けられ、俺の肩に足を乗せ俺の顎に指を添えクイッ、と上げる。
顔を上げられたせいか、『天』と書かれた布面がドアップで俺の視界に入る。
嫌という程見知った彼の面が。
「それは……俺が最高管理人者やからか?」
「それもあるけど、……」
「やっぱり一番はお前の魔法とその記録が欲しいからかな」
「それで?お前の存在をあった事にするんか?」
「残念やけど、俺じゃ元には戻せへんよ」
「これは︎︎”一度かけたら絶対に元へと戻らない”最強の魔法やから」
「はぁ?それくらい知っとるに決まっとるやろ?」
「えっ、じゃぁ、……なんで……?」
「俺はシャオロンを手に入れるって言うたやろ?」
「まぁ、俺の存在証明はした方がええからこの魔法は解かせて貰うけど」
「あ、ついでやから言わせて貰うけど……」
「お前に掛かってる魔法も解いといたでෆ」
「っ.ᐟ?」
「なにビックリしとるん?」
「そら解くに決まっとるやん.ᐟ」
「それともなに?」
「アイツらに見つかんのが怖いん?」
「っふ、」
顎に添えられている手を顔面を横にし思い切り払う。
魔符返しで止縛魔法を彼へと掛ける。
「アホ抜かしてんとちゃうぞ」
「俺は、俺の意思でこの魔法を自分に掛けたんや」
「何解いてくれとんねん…….ᐟ.ᐟ」
彼の着ている着物の胸ぐらを掴み、揺さぶる。
「俺が.ᐟアイツらに危害を加えんようにする為に掛けた魔法や.ᐟ.ᐟ」
「それを……それを、なんでわからへんのや.ᐟ.ᐟ」
「え?やって、俺はお前以外どうなってもええし……」
「っは?」
「あれ?忘れたん?」
「言うたやん、お前に危害を加えるヤツは俺が殺すって」
「それに……俺がこんなんになったんも一応お前のせいでもあるしなぁ……?」
「あ.ᐟでも安心してな.ᐟ俺はお前の事恨んでもなんでもないで.ᐟ」
そう、そろそろ察しの良い皆さんならおわかりだと思うが……。
おおよそ二年前、俺はロボロにこの最強魔法 を使ってしまったのだ。
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▷▶︎▷nextいいね777&2コメ
多分過去編にはいるんじゃないんすか?
知らんけど。
あ、前話と今話のクソさ加減を許してください…
既視感(デジャブ)を入れたかったんだ…!
すまんって……!
あ、閲覧ありがとうだぜっ!
最近コメントが少なくて悲しいナっ(コソッ
コメント
14件
続き楽しみです!
続きめちゃめちゃ楽しみにしてました…!