この作品はいかがでしたか?
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コメント
1件
僕からしたら綺麗な最後かな〜 黄くんの気持ち、よく分かる
第八話:綺麗?恨ましい?
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桃( 素直じゃない人間だな )
「 …益々、面白い 」
赤「 … 」
( 黄くんには、橙くんには…
生きてて欲しいから )
桃「 素直じゃない生き物で
飽きないものだな 」
橙「 …心、読めてんのか 」
桃「 一応、神の使いだからな 」
「 にしても…親友思いの
良い親友だな笑 」
橙「 へ、ッ… 」
「 それ、って… 」
黄「 赤、お願いだから…ッ 」
彼は泣いていた。
俺の事を思って
泣いてくれてるのだろうか。
俺は、黄くんと橙くんが生きてれば
死んでもいいんだよ。
なんで分かってくれないの。
赤「 …外、赤い… 」
「 もうそんな時間かぁ…笑 」
黄「 赤ッ゛!! 」
彼は声を荒らげて
俺の名前を呼んだ。
俺は夕方の空が好きだ。
朝焼けに似ているくせに
どこか違う紅色の空。
俺と同じ、赤い空。
黄「 …紅、色… 」
橙「 赤の色やな笑 」
桃「 ……綺麗。 」
赤「 桃さんも
気に入ったの?笑 」
桃「 素晴らしいな 」
赤「 でしょ、笑 」
「 夕方は好きだけど、夜は嫌い 」
桃「 そうか 」
「 …お前の寿命は
刻一刻と迫っている 」
赤「 …俺の答えは
変わらない笑 」
黄「 … 」
さっきから、本当に
よく泣いている。
目の下も目も真っ赤で
子供みたいな顔。
忘れるのが怖くて
死ぬのも怖い。
桃「 死ぬのが怖いなら 」
「 生き長らえる道もある 」
黄「 ッッ… 」
赤「 その道に黄くんと
橙くんはいるの? 」
赤「 二人が居なきゃ、
それは俺の道じゃない 」
桃「 …二人が必ずいる保証は無い 」
赤「 なら変わらない 」
「 ありがとう、教えてくれて 」
黄「 …僕の命を引き換えに、
赤を救えッッ゛!! 」
桃「 …赤の意思は、
どうする 」
黄「 無視…する、ッ… 」
赤「 ッ、黄くん゛!! 」
橙「 赤ッッ゛゛!!! 」
赤「 ッッ゛…?! 」
橙「 これしか、道は
残ってないんやッ… 」
赤「 やだッ…゛!! 」
黄「 大丈夫だよ、赤 」
「 僕が変わりに
なるだけだからさ笑 」
桃「 …準備はいいな 」
黄「 はい、どうぞ笑 」
桃「 神よ、今この者に
命の交換を 」
桃「 終わったぞ 」
黄「 ッッ… 」ガクッ、
「 これは、だいぶ
キツイなぁ…笑 」
赤「 俺…ツノ…生えて… 」
「 爪も…キバも…ッ 」
黄「 …赤の体、こんなに
重かったんだ…笑 」
黄「 僕のところ来るの
大変だったでしょ、笑 」
赤「 そんなことないから、ッ…!! 」
桃「 人の嘘は、本当に愚かだ 」
「 本当は死ぬのも、
忘れられるのも怖かったくせに 」
橙「 やっぱりかよ、笑 」
「 昔からそういうことはすぐ隠す笑 」
赤「 笑い事じゃ、ッ…!! 」
黄「 大丈夫だよ、赤 」
「 僕の思いは赤が
継いでくれるでしょ?笑 」
赤「 俺には、ッ… 」
桃「 大丈夫だ、 」
「 俺も手を貸すか… 」
赤「 お前がやらなければッッ゛゛!!! 」
「 変な魔法を発動しなければッッ゛!! 」
「 …黄゛…くん、ッ…は、ッ… 」
赤は泣いていた。
今までに無い顔で
泣いていたんだ。
始めて見る顔、
初めて聞く泣き声、
初めて感じる、
赤「 黄くんは、そのまま… 」
「 生きれば、ッ… 」
黄「 赤は死なせないよ 」
「 …僕の、 」
「 ……家族だからっ笑 」
黄くんは笑ってた。
始めて見る顔、
初めて聞く笑い声、
初めて感じる、
黄「 赤は、きっとこれから 」
「 色んなことを体験すると思うの 」
赤「 へ、ッ… 」
黄「 僕の寿命なんだから 」
「 沢山生きれるよ 」
「 だから、もし僕の
そっくりさんが現れたら
優しくしてね笑 」
赤「 …当たり、前…じゃん、笑 」
橙「 …赤 」
桃「 赤、そろそろ時間だ 」
赤「 …今も、きっとこれからも 」
「 俺は黄くんの事が 」
黄「 僕も赤のことを
ずっと思ってるからさ、 」
「 ばいばい 」
「 さようなら 」
傍から見たらきっと
” 綺麗な最後 “
俺から見たら絶対に
” 恨ましい別れ “
神は本当に
欲深く傲慢な生き物だ。
生き物なのかも
怪しいけどね。
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あと一話で完結すると思う!!!
見た人は、綺麗な最後なのか
恨ましい別れなのか
コメント欄で聞かせてねぇぇ!!
新連載は
どれを投稿するか、
悩んでます。
全部見せたいくらいだが…
流石にキツい。。
てか、【 あの日の君へ 】は
ダラダラ連載しすぎた。
完結持っていきたいけど
めっちゃ日常話が続いてるぅぅ笑笑
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