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時刻は午後12時半、どうにか遅刻を免れた立花妄萌香の目線はひとつの針に釘付けだった、どちらかと言うと長い方の針、1点に。
チクタク、チクタク
「耐えろ…..耐えろ…..あと40秒……」
キーンコーンカーンコーン
「っしゃああああああああ!給食!給食だあ!今日遅刻しそうで何も食べなかったからもう死にそう!」
「もー、妄萌香は毎日夜更かしばっかしてるから~。というか、テストは大丈夫なの?もう来週ですけど。ゲームで夜更かししてる場合なの?」
「あ…..ヤッベワスレテタ…….」
「ほーらね、だと思った。妄萌香っていっつもそうだもんね~」
「さや!心の友よ!数学のあの範囲教えて!マジで意味わからん!」
「はーいはいはい、じゃ、放課後は私んちね」
「あざす!さすが私の友達!」