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ありがとう 桃赤は好物さ(( 作品どストライクだったらハート5000くらいまで押すかもしれん(?)
# 4×1
# ご本人には一切関係ありません
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昔の 時代とは とても 残酷なものだ 。
結婚なんて 勝手に 決められて、 好きな人と結ばれることなんて 少なかった。
腕の中に暖かい感触がある。親に隠して彼と会い、2人で今日はあんなことがあったねなんて話しては、笑いあっている。
それだけで十分幸せだった。
4 「 結婚…? 」
母 「 ええ、ないこも もうすぐ20歳でしょ?ずっと独身なんて…そんなのお父さんもお母さんも悲しむわ 」
4 「 でもッ… 」
母 「 ないこ。お母さんを困らせないで頂戴。 」
4 「 …ちょっと出かけてくる 」
母 「 ないこ!! 」
家を飛び出しては、りうらの家へ向かった。
ドアをノックすると、驚いた顔をして俺を見る。
1 「 ないくん…?まだ会う日じゃ… 」
4 「 結婚しよう 」
1 「 え、?なに、急に 」
4 「 俺、結婚させられるらしい… でも! 俺は りうらと 一緒にいたい 」
1 「 ないくん… 」
4 「 だからッ 」
1 「 もう、終わりにしよう 」
1 「 やっぱりさ、だめだよ。俺なんか と 一緒にいたら 」
4 「 い…いやだ 。 なんで 、 なんで …?りうらも 俺の事好きなんじゃないの ? 俺の事嫌いだった ? 」
1 「 んーん、好きだからだよ。 」
4 「 だったら… 」
1 「 でも、俺はないくんと一緒にいれない 」
1 「 このままじゃないくんもダメになっちゃう 」
1 「 だからさ、ばいばい 」
1 「 大好きだったよ 。 」
それから 、 りうらは この街から 消えてしまった 。
町中探してみてもどこにもいなかった。
多分 、 どこかに 引っ越して言ったのだと思う。
彼は 俺を 気遣って行ってくれたと思うのだが、 俺は 納得 行かなかった。
その後 、 結局 親の 決めた 女と 結婚 することになった。
勿論 、 愛なんて なかったが 、 好きな人が いると 知っていても なお 寄り添ってくれる 彼女に 惹かれつつもあった。
今では 子供 も でき、3人家族で 楽しく 過ごしていた 。
それなのに 、 りうらとの 思い出は 消えることもなく、 ずっと 頭の中に 残り 続けていた。
妻に最近美味しいパン屋さんが出来たんだよと言われ、そこに行ってみることにした。
外からの雰囲気はいかにもシンプルな店の構造で小さな白い店がポツンとたっていた。
中は外から予想出来ないほどオシャレな雰囲気を漂わせていた。
「 いらっしゃいませ 」
店の定員さんらしき人に 話しかけられ 、 ぱっと 声をかけられた 方向を見ると 、 そこには 年によって 少し 老けた りうら が いた 。
1 「 当店のおすすめは 、ひよこパンです 。 」
すっかりと 大人になった りうらは 、優しい 笑みを 見せ 、 俺に 喋りかけてくる
4 「 ぁ… じゃあ 、それで 、 」
1 「 かしこまりました。 」
奥の方へ 戻っていき、 パンを 袋に 詰めていく 、
4 「 りうら …? だよね 。 なんで 、 こんな所に … 」
1 「 久しぶり。ないくん。 」
1 「 ずっと 、 パン屋に なることが 夢だったんだよね。 」
4 「 そっか。 」
沈黙が流れる。そんな 中 先に 口を 開いたのは 、 りうらだった 。
1 「 ごめんね。急にいなくなっちゃって、 」
1 「 このままじゃ ダメだって 思ったんだ。 」
1 「 このまま 俺に 縛った ままじゃ 、 ないくんに 迷惑 掛けちゃうって 、 」
4 「 迷惑なんかじゃ 、 ないのに… 」
1 「 … そうだよね 。うん 」
1 「 ないくん 俺の事大好きだったもんね 」
4 「 そりゃ、当たり前 だよ 」
1 「 そっか 。そっか 。 」
1 「 でも ないくんにはお嫁さんがいるのに そんなこと 言っちゃだめだよ 〜? 」
4 「 分かってるよ 笑 」
1 「 じゃあ またね 。 次は ないくんの 家族 連れてきてよ 」
4 「 任せてよ 笑 うん、また。 」
パンの入った袋を受け取り、店の扉を開けた。
またね。そんな言葉を吐いて、家族の待つ 家に向かった 。
どこか 未練から 解放されたようなそんな 気分だった。
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なんか 作品 コンテストの テーマ 忘れてて 失敗 しました
書き終わったあと 気づいたわ 畜生
なので R に あげます
なんか 勿体ないんで
作品自体に 思い入れは ありませんけどね