「お見合い!?私が…!?」
麗は突然のお見合いの話に、頭が混乱した。
『相手は大手企業に勤めているから収入面でも申し分ないはずだ』
「いや、待って…。収入とかそういうものの前に、どうして勝手にそんなことになってるの!?」
父親の話によると、相手は麗の父親が勤める会社の取引先の専務の息子らしい。
専務から自分の息子が婚活していると聞き、『是非うちの娘とお見合いしてほしい』と頼み込んだそうだ。
『相手は大事な取引先の息子さんだ。お前が断ったら、俺の印象が悪くなるだけでなく、会社にも迷惑が掛かるかもしれない』
「そんな勝手な…」
大事なことにも関わらず、麗の意見も聞かずに話を進めていた父親に嫌気がさす。
『大体お前だってもう28歳だろ?そろそろ結婚しないと貰い手が見**************************
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