テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
瑞希 流星♟也中
1,066
ユイ
51
89
九斗
「で、君の名前は?」
???
「ええっと…」
羽奈
「桐礼 羽奈と言います」
九斗
「なんで君みたいな女の子がヤクザのボスなのかね?」
羽奈
「えっと…私の父が涼零組の頭で」
「それで、私はこの地方を任されとって」
九斗
「ふぅ〜ん?それで優を攫おうとしたんだ? 」
「…舐めんじゃねぇぞ、ゴミクズが」
俺は桐礼羽奈に銃の照準を合わせる
「別に生きるためになんでも利用するっていう考えは否定しねぇよ」
「けどな、相手を選べ」
「今すぐてめぇの頭に通気性のいい穴を開けてやってもいいんだぞ? 」
羽奈
「ご、ごめんなさい…命だけは」
優
「く、九斗…別にそこまでしなくても」
「俺は別に生きてるから」
九斗
「…お前にチャンスをやる」
「今死ぬか…俺の傘下に入るか」
羽奈
こいつバカか?甘すぎやろ
とりあえず、傘下に入る言えば助かるやん
ほんで、父さんに連絡して、この男を始末してもらえばええやん
「は、はい…傘下に入らさせてもらいます」
九斗
「ありがとな、今日から君は犬だ」
「俺達の犬」
羽奈
「はい…私は犬です」
絶対に殺してやる
いい気になっとれ、バカガキが
何がなんでも殺しちゃる
九斗
「…ねぇ、君さっきこう思ったよな?」
「何がなんでも殺しちゃる…って」
羽奈
「そ、そんな事思っとりません」
九斗
「いいって…別に隠さなくても」
「さっきから全部、その目を見たらわかるから」
「俺はさっき君を犬って言っただろ?」
「だから飼い主として躾が必要だと思うんだ」
俺は桐礼羽奈の髪の毛を引っ張る
羽奈
「痛い痛い痛い! 離せや!」
九斗
「喚くな」
「ピーピーうるせぇな、クソ犬が」
羽奈
「ガハッ…」
九斗
俺は桐礼羽奈の腹に蹴りを入れた
「よし、いい子だ」
「ほら地下室行くぞ、躾だ、躾」
「優は拘束してるヤツらの見張りお願い」
優
「う、うん…分かった」
九斗
今から俺がやるのは、躾という名の拷問だ
このままだと、この桐礼羽奈を上手く利用出来ないからな
人間という動物は、すぐ楽な方へと行ってしまう
どうせこの桐礼羽奈という女は、温室育ちの苦労を知らない人間だろう
そんなやつの精神なんてすぐ崩壊し、楽な方へと行く
「おい犬、しっかり躾けるから覚悟しろよ?」
優
「…なぁ、どうやったらさ…その路線行くの?」
「なんか…もっとこう、怯えてる感じをイメージしてたんだけど」
九斗
「俺も最初はそう思ってたよ?」
「でもなんか、この子の一直線しかない道に無理矢理曲がり道を作っちゃったみたい」
「それでこんな風になっちゃった」
いや、これは楽な方に抗った結果なのか?
も、もしかしたら演技かもしれないし…充分に注意しないと
羽奈
「九斗様ぁ…もっと殴ってくれないんですかぁ…?♡」
九斗
「ッチ、うるせぇよ…黙れ」
羽奈
「え?黙らなかったら殴りますか?」
九斗
「もうやだこいつ」
優
「てか、なんでこの女…桐礼羽奈を生かした?」
羽奈
「あ?喋んなや、カスが」
優
「ねぇ九斗、こいつぶん殴っていい?」
「いいよな?このバカ」
九斗
「まぁ、こいつを生かしたのは、今後必要だから」
「2人だとやっぱり色々限界がある」
「例えば、どっかの派閥が拠点に攻めてきた時、すぐに対処出来ないとかな」
「だけど、そこの女を味方にしたら部下まで着いてくる」
「勢力も上がって、他の派閥に威圧出来る」
「いいか?優、数とは力だ」
優
「でも、その部下が言うこと聞くのか?」
「仲間を殺されて、目の敵にしてるんじゃ?」
九斗
「それは考えがあるから平気平気」
優
「そ、そうか」
九斗
能力地震まで後4日
結構順調だ
「おい変態犬、部下の数は何人だ?」
羽奈
「今は40人くらいです♡」
「あの、殴ってもらうk…」
九斗
「ふーん、結構少ないな」
羽奈
「はい、私達はシノギでこっちに来ただけですから」
九斗
「てか、涼零組の本部って何処だ?」
羽奈
「はい、埼玉県です」
九斗
「近いな…父親に電話しろ」
羽奈
「わかりました」
「もしもし、父さん?」
九斗
「貸せ」
「もしもし? 」
「多分知ってると思うが、お前の娘の命は俺が預かっている」
羽奈の父親
「き、貴様ぁぁぁ」
九斗
「喚くな、猿かお前は」
「娘の命が惜しかったら何もするな」
羽奈の父親
「こんな事してタダで済むと思うなよ」
「貴様の親、兄弟姉妹、親戚、友人、知ってるやつら皆殺しだ」
九斗
「おい、決定権はこっちにあんだよ、このタコ」
そして、俺は羽奈の腹を力いっぱい蹴る
羽奈
「痛いよぉぉぉ、やめてやぁぁぁ」
「父さぁぁん、助けてぇぇぇ」
九斗
「いいか、お願いしてるんじゃねぇ、命令してんだよ」
「それ以上舐め腐ったこと言ってみろ?」
「お前の大事な娘のケツが4つに割れるかもな」
羽奈の父親
「っく…わかった」
「どうしたら娘を返してくれるんだ?」
九斗
「あぁ、返してやるよ、原型をとどめてない肉塊になった娘をな」
「じゃあな、精々神に祈っとけ、クソヤクザが」
羽奈の父親
「ま、待て」
九斗
「えい☆」
俺は電話を切って、窓からスマホを投げ捨てた
優
「これでヤクザ達はこっちに攻めてこないのか?」
九斗
「いやいや、腐ってもヤクザだ」
「絶対に来るね」
「さすがに大人数では来ないだろうけど、何人か手練れを送ってくるだろ」
「全員返り討ちにするぞ」
「頑張れよ、優」
優
「な、なんでまた俺がやんの」
「九斗がやってよ」
羽奈
「うっせぇな、雑魚は雑用でもやってろや」
「お前とは違ってご主人様は忙しいんだよタコ、 分かれや」
優
「いい加減にしろよ、この三下が…!」
「このドMの変態が…さっきから気持ち悪いんだよ…!」
羽奈
「全然気持ち良くならへん、やり直しや」
九斗
「良かった良かった、2人とも仲良さそうだな」
優
「冗談はやめてくれ、こんな変態と仲がいいなんてありえないからな?」
優
「…なんか、疲れたなぁ」
「やっと1人でゆっくり出来るって感じ」
「後4日かぁ…本当に起こるのか?」
「これで能力地震が起こらなかったら、俺ただ人殺ししただけなんだけど」
正直な所、半信半疑だ
そんな非現実的な事が起こるのか
「ていうか、俺の能力ってなんだ?」
九斗
「能力…っていうか、俺と同じ契約能力なんだけどな」
優
「ちょぉぉぉぉぉ!?」
「気配消して入ってくんなよぉぉぉ」
「てか出てけぇぇぇ!」
九斗
「まぁまぁ気にしなさんな☆」
「できる事は違うけど、俺と優の能力は普通の人の能力とか桁違いに難しい」
「なんなら、最初の体を慣らすところで死ぬかもしれない」
優
「だからなんでそんな大事なことを早く言わないの?」
九斗
「だって聞かれてないし〜」
優
「はぁ…もういい 」
九斗
「拗ねないでよぉ〜」
「優の契約能力は俺よりも強いからさぁ〜」
優
「マジ?じゃあ九斗を余裕で倒せるくらい強くなれるじゃん」
九斗
「それは無理なんじゃないか〜?」
優
「希望くらいは持たせてくれよぉ…」
優
「久しぶりに1人だからか、全然寝れないなぁ」
九斗と羽奈は一旦組事務所へ行った
何やら羽奈の部下にごうm…躾をしに行ったようだ
部下が40人もいるので、時間がかかるから先に寝てろと言われた
「なんか俺だけ仲間外れみたいで嫌だなぁ」
最近は忙しない日が多かった
朝からは接近戦の勉強、夜は実践練習……
どれも大変で忙しかった…けど、九斗が来てから毎日が楽しくなった
親から売られ、半グレに売られ、何とか逃げ出して施設で育った 暗い性格の俺には友達が出来なかった、そして いつも一人だった
そして攫われそうになった時、ゴミみたいな人生俺をから引き上げてくれた
俺のことをなんでも知っている彼との生活は凄く楽しかった
今、人生で1番楽しいと胸を張って言える
「九斗…早く帰ってきてよ、寂しいよ。」
そう言って、俺は瞼を閉じた
九斗
「流石に疲れたなぁ…1人で40人の躾って」
かれこれ気づけば、半日掛かってしまった
今は午後3時過ぎ、もっと早く終わらせようとしたんだが…
「…いっつ」
突如、心臓を掴まれる感覚に襲われる
???
「おい」
九斗
脳内で誰かが喋っている…だが、聞いたことのある声だ
???
「お前は世界が崩壊する様を、ただ呆然と見ているだけか?」
九斗
「あぁ…そういうことか」
忘れていた、確か5年前もこんなセリフ聞いたな
「久しぶりだね、いや…この世界では初めましてかな?〇〇〇」
???
「貴様、何故その名を」
九斗
「まぁまぁ、そんな驚くなよ〇〇〇」
「まぁ、訳あって5年前にタイムリープした」
「だから俺は未来から来た 虎石 九斗」
「〇〇〇の目的も全部知ってる唯一の人間だ」
???
「なんだ…知ってるのか」
「我の名前を知っていて、目的がある事も知っている」
「それじゃあ、3日後にまた」
九斗
「はいはい」
…あいつと喋ると疲れるんだよな
「心臓がめっちゃ痛てぇ…」
あいつは俺にとって重要な存在だ
俺が元いた世界で、あいつが居なかったら俺はとうの昔に死んでいた
警察
「あ、おかえりなさい」
九斗
「なんでポリちゃんいるんだよ」
「え?見逃してくれた訳じゃないの?」
警察
「えっと、追跡しました」
「カメラにめっちゃ映ってましたよ」
「あ、ご飯頂いてます」
九斗
「ちょ、それ俺のだし」
「ていうか、あの女刺したのは俺じゃないし…ナイフに俺の指紋なかったよな?」
警察
「はい、なかったですね」
「まぁ、いきなり逃げたし、事情聴取ですよ」
九斗
「いいから帰れ」
警察
「ご飯食べたら帰ります」
「それと、最近この辺で連続殺人犯がウロウロしてるかもしれないので、戸締りはしっかしてください」
九斗
「えぇ〜…怖いよぉ〜優守ってぇ」
優
「キモ…おえ…」
九斗
「ちょちょ、酷くない?」
「てか、はよ帰って…邪魔だぞ」
「俺と優のイチャイチャを邪魔するな」
警察
「少しは待ってくださいよ、殺人犯さん 」
「ここの地方の警察が貴方のことをの狙ってますよ」
九斗
「…んで?ポリちゃんがそれを俺達に教えるメリットがあるのか?」
警察
「あるよ、ドーハスのトップさん」
九斗
「…お前、何者だ?」
この時代にドーハスなんて派閥はない、それを知っているってことは
「お前も、未来からか?」
警察
「うん、そうだよ」
「私が警察の情報を教えたのは、私もドーハスだったから」
【次回へ続く…】
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!