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リビングの扉を開けると さっさと何ら変わらない光景が目に入った
弟は相変わらずアニメを見ており
母はリビングにはいなかった 多分自分の部屋に戻ったのかどこかに行ったのだろう
棚を開け掃除機を片付け 部屋に戻ろうとしたが 部屋に戻ったところでやることが特にないと思ったので 俺は弟の横に座り弟が見てるアニメを少し見ることにした
慎吾「あれ どうしたの兄さん 珍しいじゃん」
実「部屋に戻ったとてやることなんかねえからな 暇だし」
慎吾「ふーん…」
少し会話を交わして テレビの方に目をやった
なんか似たような美少女キャラがイケメンな主人公とともに高校生活を送るアニメなのだが
正直これ系のアニメは俺は全くと言っていいほど興味がないため 弟が何が面白くてこれを見てるのかは理解し難かった
実「これ何話?」
慎吾「 26話」
日常系のアニメなので途中から見たとしてもなんとなく理解できる
美少年キャラがほとんど同じに見える点を除けば 案外面白いのかもしれない
そんなことを思いつつボケーっとテレビを見ていると 黒髪長髪の美少女キャラに目がいった
実「なんか似てんな…」
慎吾「…? 何に?」
実「 え? いやクラスメイトに似てんなーって思ってね」
慎吾「マジか うらやましー」
似てると言っても瓜二つほどではないのだが
どこかしらと雰囲気などが似ていた
そんなことを思いながらまたボケーっとテレビを眺める
たまにはこうやって弟が見ているアニメを一緒に見るのも楽しいのかもしれない