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𝕔𝕠𝕔𝕠
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あり
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ー逃げ道は君になった。ー
🩷佐野勇斗 攻
💛吉田仁人 受
🤍山中柔太朗
❤️曽野舜太
💙塩﨑太智
気がつけば季節は、
夏から冬へと変わっていた。
朝。家を出た瞬間
💛「……寒い。」
思わずそんな言葉が出る。
俺はマフラーを口元まで引き上げた。
そして少し長い袖に手を隠す。
💛「……。」
これで少しは暖かい。
そう思いながら、
いつもの待ち合わせ場所へ向かった。
💙「……あ。」
俺が近づくと太智が俺を見た。
💙「仁人。」
💛「ん?」
❤️「おはよ〜。」
💛「おはよ。」
🤍「……仁人くん。」
💛「おはよ、柔太朗。」
🩷「……。」
💛「……?」
四人を見る。
……。なぜか。
勇斗先輩だけ何も言わない。
💛「……先輩?」
🩷「……っ。」
💛「おはようございます。」
🩷「……お、おはよ。」
💛「?」
……。なんだ?
💙「……勇斗。」
🩷「何。」
💙「今日、静かやな。」
🩷「別に?」
❤️「なんか変やで?」
💛「……?」
俺はもう一度勇斗先輩を見る。
そのとき、
🤍「……仁人くん。」
💛「ん?」
🤍「……今日。」
柔太朗が俺の姿をじっと見る。
💛「……何?」
🤍「……めっちゃ可愛い。」
💛「……は?」
❤️「確かに。」
💙「あー、なんかいつもと雰囲気ちゃうな。」
💛「……そう?」
🤍「……うん。」
柔太朗が俺のマフラーを見る。
🤍「……冬服も似合ってるね。」
💛「……。」
🤍「マフラーも。」
💛「……ありがと。」
🤍「……あと。」
柔太朗が俺の袖を見る。
🤍「……萌え袖。」
💛「……。」
🤍「……それも可愛い。」
💛「……っ。」
……。朝から何を言ってるんだ。
💛「柔太朗、言いすぎ。」
🤍「……本当だから。」
そう言って柔太朗は俺の頭を
ぽん
と撫でた。
💛「……!」
🩷「……。」
その瞬間、勇斗先輩を見る。
……。
顔赤くない?
💛「……先輩?」
🩷「……っ。」
俺が少し見上げる。
💛「どうかしました?」
🩷「……っ///」
勇斗先輩が勢いよく顔を逸らした。
💛「え?」
❤️「笑笑」
💙「勇斗、顔赤いやん笑」
🩷「寒いから。」
💙「仁人より厚着やん。」
🩷「うるさい。」
💛「……先輩、本当に大丈夫ですか?」
もう一度勇斗先輩の顔を覗き込む。
💛「……。」
少しだけ上目遣いになる。
🩷「……っ!!」
💛「……先輩?」
🩷「……見るな。」
💛「え?」
🩷「……何でもない。」
🤍「……え?」
柔太朗も俺を見る。
🤍「……なにそれ。」
💛「?」
🤍「……上目遣い可愛い。」
💛「……また?」
🤍「……うん。」
柔太朗が俺の頭を優しく撫でる。
🤍「……ほんと可愛い。」
💛「……何が?」
🤍「……仁人くんが。」
💛「意味分かんない笑」
❤️「笑笑」
💙「朝から仁人、大人気やな〜。」
💛「……。」
🩷「……行くよ。」
勇斗先輩が少し早歩きで歩き始めた。
❤️「え?待って〜笑」
💙「勇斗、逃げた笑」
🩷「逃げてない!」
💛「……?」
五人で学校へ向かう。
歩いていると、ふと俺は気づいた。
🩷「……。」
勇斗先輩が、時々手を擦っている。
💛「……先輩?」
🩷「ん?」
💛「寒いんですか?」
🩷「ちょっとね…。」
💛「……。」
少しだけ考える。
そして、
💛「……手。」
🩷「……え?」
💛「貸してください。」
🩷「……なんで?」
💛「いいから。」
勇斗先輩が恐る恐る手を出す。
💛「……冷たい。」
💛「……。」
俺は萌え袖から手を少し出した。
そして勇斗先輩の手を両手で包む。
💛「……これで、少しは暖かくなるかな。」
🩷「…………。」
💛「先輩?」
🩷「……仁人。」
💛「はい?」
🩷「……それ以上。」
💛「?」
🩷「……何もしないで。」
💛「……え?」
💙「笑笑笑」
❤️「顔真っ赤やん笑」
🩷「……うるさい。」
💛「……?」
……。本当にどうしたんだ?
🤍「……ねぇ俺にもして〜。仁人〜。」
💛「え?」
柔太朗が手を差し出した。
🤍「……俺も寒いよ〜。」
🩷「絶対嘘。」
🤍「……ほんと。」
💙「柔太朗、さっきから全然寒そうじゃなかったやん笑」
🤍「……今、寒くなった。」
❤️「笑笑」
💛「……柔太朗も?」
🤍「……うん。」
💛「……。」
俺は柔太朗の手にもそっと触れる。
💛「……冷たい?」
🤍「……うん。」
💛「じゃあ……。」
また両手で包む。
🤍「……あったかい。」
💛「よかった。」
🤍「……仁人くんの手。」
💛「?」
🤍「……ずっと、こうしてたい。」
💛「……え?」
🩷「……。」
💛「……先輩?」
勇斗先輩を見る。
……。
また顔が赤い。
しかも全然目を合わせてくれない。
💛「……先輩?」
🩷「……何。」
💛「俺、何かしました?」
🩷「してない。」
💛「じゃあ、なんで見てくれないんですか?」
🩷「……。」
💛「?」
🩷「……見れない。」
💛「……え?」
❤️「おお。」
💙「言った笑」
💛「なんで?」
🩷「……。」
勇斗先輩は少しだけ俺を見る。
……。
目が合った。
💛「……先輩?」
🩷「……っ///」
またすぐに逸らされた。
🩷「……もう、行く。」
💛「え?」
🩷「寒いし。」
💙「顔赤いのに?笑」
🩷「うるさい!」
❤️「笑笑笑」
🤍「……仁人くん。」
💛「ん?」
🤍「……今日、ずっと可愛い。」
💛「……だから言いすぎだって…。」
🤍「……本当。」
💛「……。」
マフラーに顔を埋める。
💛「……二人とも、変。」
🩷「……っ。」
🤍「……。」
❤️「二人とも固まった笑」
💙「仁人、それは反則やわ笑」
💛「……何が?」
💙「……分からんままでええよ笑」
💛「?」
結局、最後まで俺には
何が起きているのかよく分からなかった。
でも、一つだけ分かったことがある。
💛「……。」
冬になった。
朝は寒い。
手も冷たい。
吐く息も白い。
なのに
🩷「……。」
🤍「……仁人くん。」
二人の姿を見るとなぜか胸の奥だけが、
少し暖かくなった。
冬なのに俺の顔だけ全然
寒くならなかった。
いいねたくさんありがとう♡
コメント
5件
冬の仁人くん最高ですね💕 じゅうちゃんが全部声に出していうのと、はやとくんが照れすぎでww 続きも楽しみです!
フォローとブクマ失礼します🙇♀️
うわあ、もうこの空気感がたまらないですね……! 「冬なのに君はあたたかい」ってタイトルの通り、仁人が無意識に勇斗先輩の手を包むシーンが本当に印象的でした。萌え袖からちょっとだけ手を出して“これで暖かくなるかな”って——あの台詞だけで仁人の優しさが全部伝わってくる。それに照れる勇斗先輩の反応がまた可愛くて、顔赤くしながら「見れない」って……もうこれは反則級の破壊力です。柔太朗がずっと「可愛い」って言うのも仁人を思う気持ちが伝わってくるけど、僕は個人的に勇斗先輩の“静かな乙女感”に釘付けになりました。冬の朝の寒さと、胸の奥だけが温かくなるこのギャップが、本当に素敵なエピソードでした。