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𝕔𝕠𝕔𝕠
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ー逃げ道は君になった。ー
🩷佐野勇斗 攻
💛吉田仁人 受
🤍山中柔太朗
❤️曽野舜太
💙塩﨑太智
放課後
💙「はぁ〜……疲れた。」
太智が大きく伸びをする。
❤️「今日、授業長すぎん?」
💙「それな。」
🤍「……俺、途中から何の授業だったか分かんなくなってた。」
💛「柔太朗、それ大丈夫なの?笑」
🤍「……大丈夫じゃないかも。」
❤️「笑笑」
🩷「補習、また増えるんじゃない?」
🤍「……それは嫌。」
💙「自業自得やろ笑」
💛「笑」
五人で
いつものように帰り道を歩いている。
……。
いつものはずなのに。
💛「……。」
なぜか少しだけ落ち着かない。
昨日のことを思い出してしまうから。
💛「……。」
俺が勇斗先輩の手を両手で包んだ。
昨日はなにかに酔っていたみたいだった。
💛「……っ///」
……。
なんで今になって
恥ずかしくなってるんだ。
🩷「……仁人?」
💛「……っ!?」
💛「は、はい!」
🩷「びっくりしすぎ笑」
💛「してません。」
🩷「してた。」
💛「……してないです。」
勇斗先輩が、少しだけ笑う。
🩷「今日、なんか変。」
💛「……先輩の気のせいです。」
💙「いや、俺も思った笑」
❤️「俺も〜。」
🤍「……俺も。」
💛「みんなして何なんですか。」
💙「笑」
🩷「じゃあさ。」
勇斗先輩が、少し前を指さした。
🩷「コンビニ寄ってく?」
❤️「ええやん!」
💙「賛成。ってかそれは勇斗が食べたいだけだろ!笑」
🩷「バレたか笑 2人は?」
🤍「うん。いいね。」
💛「俺もいいですよ。」
コンビニの中。
俺たちは、それぞれ飲み物を選んでいた。
💛「……。」
何にしよう。
冷蔵庫の前で、少し考える。
すると。
🩷「仁人。」
💛「……はい?」
🩷「これ、どう?」
勇斗先輩が、ジュースを持ち上げる。
💛「……美味しそうですね。」
🩷「でしょ。」
💙「また冒険する気か笑」
🩷「今回は絶対当たり。美味そうだもん。」
❤️「前もそう言っとったよ笑」
🤍「……勇斗、意外と挑戦するよね。」
🩷「別にいいじゃん笑」
コンビニを出てそれぞれ、
飲み物を開ける。
💙「あー、生き返る。」
❤️「大げさ笑」
💙「いや、今日暑かったやん。」
💛「冬なのに?」
💙「教室暑かったんや!」
❤️「笑笑」
🩷「……。」
勇斗先輩が、自分のジュースを飲む。
そして
🩷「……っ。」
💛「?」
🩷「これ。」
勇斗先輩が、ジュースを見る。
🩷「めっちゃ美味い!!!」
💙「え、ほんま?」
❤️「そんな美味しいん?」
🩷「うん、めっちゃ美味い。」
そして勇斗先輩が俺を見た。
🩷「仁人、いる?」
💛「……えっ!?」
🩷「?」
💛「……っ、い、いります。」
❤️「なんでそんなびっくりしたん笑」
💛「別にびっくりしてない。」
💙「めっちゃしてたやん笑」
🩷「はい。」
勇斗先輩が、ジュースを差し出す。
💛「……。」
……。
これ。
💛「……。」
勇斗先輩が飲んだジュース。
💛「……っ///」
🩷「仁人?」
💛「……な、何でもないです。」
何キモイこと考えてんだ。
ただ一口。飲むだけ。
💛「……。」
なのに手が少しだけ震える。
💛「……っ。」
俺はそっとジュースに口をつけた。
💛「……。」
勇斗先輩がさっきここに
口をつけて。
💛「……っ///」
……。
違う。
何考えてるんだよ。
ただジュースを飲んでるだけだ。
普通に友達だし…友達なら普通…。
💛「……。」
一口飲む。
……。
普通に美味しい。
でもなんだか甘く感じた。
🩷「どう?」
💛「……っ!?」
💛「お、美味しいです!」
🩷「でしょ!?」
嬉しそうに笑う。
💛「……。」
……。
その笑顔。
さっきから俺は何考えてんだ。
🤍「……仁人。」
💛「……はい?」
🤍「顔、赤い。」
💛「……寒いからです。」
💙「いや、今日そこまで寒ないで笑」
💛「うるさい。」
❤️「笑笑」
💙「仁人、分かりやすすぎ笑」
💛「……うるさい。」
🤍「……。」
柔太朗先輩が少し後ろから
俺たちを見ている。
💛「……。」
また勇斗先輩の顔を見てしまう。
🩷「?」
目が合う。
💛「……っ///」
すぐに逸らした。
🩷「……。」
💛「……。」
どうして目が合うだけでこんなに
心臓がうるさくなるんだ。
夜。ベッドの中。
💛「……。」
今日のことを思い出していた。
柔太朗先輩にジュースをもらったこと。
一緒に帰ろうと誘われたこと。
💛「……。」
柔太朗先輩は優しい。
一緒にいると安心する。
なのに
💛「……っ。」
思い出すのは
🩷「仁人、いる?」
💛「……。」
そして勇斗先輩が飲んでいた
あのジュース。
💛「……っ///」
……。
なんであんなに意識したんだ。
ただジュースを…飲んだだけ。
💛「……俺。」
どうして柔太朗のときは
普通だったんだろう。
同じ先輩なのに。
💛「……。」
柔太朗に誘われたとき。
俺は誰を見た?
💛「……。」
勇斗先輩。
名前を考えただけで胸が
少しだけ苦しくなる。
💛「……もしかして。」
そこまで考えて俺は枕に顔を埋めた。
💛「……っ///」
まだ分からない。
でも一つだけ確かなことがある。
今日一番頭から離れなかったのは
勇斗先輩だった。
なんかよくわかんないけど2話ぐらい
センシティブになってますが
実際センシティブじゃないです笑
もっといいねよろしくー♡
コメント
1件
第25話、読み終えました。仁人の「なんで今になって恥ずかしくなってるんだ」って内省がすごく響きました。昨日の出来事を思い出して赤面する流れ、それから勇斗先輩が飲んだジュースを間接的に口にする場面の甘くて切ない空気感…。日常の何気ない会話の中で、関係性の変化がじわじわ伝わってくる構成、好きです。柔太朗先輩との比較も効果的でした。