この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
先輩は緩く伸びをするように両手を伸ばして立ちあがる。
「高梨君の意見もわからなくは無いけどね……朝起きたら、折れてたの?」
「いえ、起きてから転んで折ったそうです」
「彼が言うように、偶然ってことは無いかな」
「……僕が肯定すると、否定するんですね」
そう言うと、先輩は目を見開いて、次の瞬間には声を上げて笑った。
「はは。そうか……うん、そうだよ。君が肯定したら、ボクは否定する。それが役割だ。話を聞いて情報を整理するための、ボクの役割。ボクはその夢の中に入って助けてあげられるわけじゃないからね」
一瞬だけ剣呑な気配を感じ、そちらを見ると不機嫌そうな高梨の顔に行きあたった。
「ごめんごめん。 茶化(ちゃか)したわけじゃないよ。偶然***************
**************************
****************************
***************************
*****************************
*************************
************
*********
コメント
2件