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「3日目 歪な友情⑧」のメインビジュアル

3日目 歪な友情⑧

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2022年05月20日

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#ホラー#グロテスク#怪異
夏目晶

夏目晶

公式

この物語はフィクションです。

実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません

先輩は緩く伸びをするように両手を伸ばして立ちあがる。

「高梨君の意見もわからなくは無いけどね……朝起きたら、折れてたの?」

「いえ、起きてから転んで折ったそうです」

「彼が言うように、偶然ってことは無いかな」

「……僕が肯定すると、否定するんですね」

そう言うと、先輩は目を見開いて、次の瞬間には声を上げて笑った。

「はは。そうか……うん、そうだよ。君が肯定したら、ボクは否定する。それが役割だ。話を聞いて情報を整理するための、ボクの役割。ボクはその夢の中に入って助けてあげられるわけじゃないからね」

一瞬だけ剣呑な気配を感じ、そちらを見ると不機嫌そうな高梨の顔に行きあたった。

「ごめんごめん。 茶化(ちゃか)したわけじゃないよ。偶然。。。

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