「恋」しちゃった

もう、渡辺とパートナーに聞くことはない。後は、「慣れ」だと言う。

阿部は、感度がいいのか、最初から、甘い声を出す。だが、感じてるけどイケない。

ホントに「慣れ」だと思う。

目黒ーまた、そのうちね。

阿部ーん、怪我しないだけありがたい。翔太たちのおかげだね。

目黒ー翔太くんは、怪我して大変だったから、余計に心配だったかも。

阿部ー2人は何も知らなかったんだね。聞く人もいなかったんだね。

目黒ーん、そう、だから、阿部ちゃんに怪我して欲しくなくて、恥ずかしいけど言ってくれた。

練習日。

阿部ー翔太。

渡辺ーん？

阿部ー言いにくいこと、ありがとう。

渡辺ー怪我するわけにいかないだろ？

阿部ーん、情報番組で、座ってないといけないし。助かった。

渡辺ーもう言えることはないから、後は目黒と話せ。

阿部ーん、今は翔太も、幸せなんだね？

渡辺ーふん（笑）

照れて素っ気ない渡辺だが、幸せなんだと思う。

誰が渡辺を幸せにしているか、気になるけど、考えないことにした。

渡辺の家。

渡辺ー俺たち、何にも知らなかったな。

◯◯ーそのせいで、翔太は怪我したし。

渡辺ー怖かった。

◯◯ー何度も逃げたし、いっぱい泣いたし。

渡辺ー大事にしてもらって、ありがと。

◯◯ーどうしたの？

渡辺ー阿部を見てたら昔を思い出す。

◯◯ー俺は、幸せにできてる？

渡辺ーん、幸せだ。

渡辺は、優しく抱きしめてくれる腕を掴みながら涙を流す。

パートナーが、そっと舐めてくる。

阿部は、目黒の家で、晩ご飯を食べている。

話すことは、いくらでもある。

情報番組で得た知識だったり、スタジアムの話だったり。

ただ、感度がいいのは、いいことなのか、分からないけど、目黒と話して指先が触れたり、時にはキスしたり。

阿部の体温が上がる。

顔が、赤くなってくる。

お腹の奥がウズウズする。

目黒に言うと、「欲しいんじゃないの？」と言う。

阿部ーううん。

目黒ー真っ赤な顔して、違うって言われてもねぇ。

阿部ーだって、だって、いやらしくない？

目黒ー大歓迎だけど。

阿部ーお腹の奥がウズウズするから、俺、変じゃない？

目黒ー俺が欲しいんでしょ？

目黒が阿部の頬を舐める。

ふるりと、震える。

ゆっくり阿部を押し倒す。期待してるのが分かる。前が勃ち上がり始めている。

阿部は、恥ずかしくて、両手で顔を覆う。

目黒ーもうこんなにしちゃって。

阿部ー言わないで。

目黒ー期待に応えなきゃ。

阿部ーめめの意地悪！

目黒ー手でするのと、舐めるのと、どっち？

阿部ー舐めるって聞いたら、ズクッとした。

目黒ーいっぱい舐めてあげる。

阿部の、下だけを脱がし、舐める。

頭上から、甘い声がする。

腰が揺れている。本人には自覚ないだろう。

目黒は、阿部が可愛くて仕方ない。

感度のいいのも、気に入ってるし、それを、恥ずかしいと言うところが可愛い。

阿部ーあぁ・・ん・・。

目黒ー奥に欲しい？

阿部ーんっ・・欲しい・・何とかしてぇ・・。

目黒ー可愛い。

阿部ーめめ・・早く・・。

目黒ーちゃんと準備しないとだめ。

阿部ー挿れて、指・・挿れて。

目黒ージェルと一緒に指挿れるよ？

阿部ーな、何？ジェル？

目黒ー潤滑油だよ。我慢してね。

阿部ーんっ、ヌルヌルする。

目黒ー指入ったよ。

阿部ー指いい・・いい・・。

目黒ーじゃあ、指でいい？

阿部ー意地悪！

目黒ー挿れるよ？

阿部ーはぁはぁ・・んっ・・あぁ・・んっ・・。

目黒ー前立腺っていうんだって。

阿部ーはぁ・・なんかゾクゾクする。

目黒ーもう、前、ベタベタだよ。

阿部ーやだ・・あっ・・あっ・・。

目黒ー気持ちいいんでしょう？

阿部ーはぁはぁ・・んっ・・いい・・。

目黒ーさいこーだわ。もう、前、弾けてるし。

阿部ー気持ち・・いい・・あっ・・はぁはぁ・・。

お風呂に入って、まったり。

阿部は目黒にしがみつく。

阿部ー俺、変じゃない?

目黒ー何で？

阿部ーこんな、簡単に気持ち良くなって。

目黒ーだから、感度がいいんだって。

阿部ー恥ずかしい。

目黒ー最高なんだけど。

阿部ー寝よう？

目黒ーん。

目黒ーねぇ。

阿部ーん？

目黒ー好き。

阿部ー俺の方が好き。

続く