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心が読める心さん

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心が読める心さん

32 - 火曜日 文化祭準備

♥

20

2024年08月25日

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夏休みが終わり、2週間が経った。あれ以来心さんとの気まずさは無くなっていた。

和馬(心さんだ…電車の中で先に見つけるのは初めてかもな)

和馬「…おはよ、心さん」

心「ひぇ……」

心「あ、ああ!なんだ、君か!おはよう!」

和馬「お化けでもみたような目してたけど」

心「君からおはようなんて初めてでびっくりしたの!」

心「しかも視界にヌッと出てくるからさー」

和馬(変だったか?)

心「変じゃないから!嬉しかったよ、ちゃんと」

2学期は1番長い学期なだけ行事も1番多く、その中でも人気のある文化祭の時期になった。

心「ヤバ!今からでも楽しみなんだけど!」

亜美菜「私ら2年は食べ物出していいんだよな」

心「この学校学年ごとにやっていい事決まってるんだよね」

亜美菜「1年の時はフォトスポットやったな」

心「あれ結構人気出たよね!」

亜美菜「和馬は何したんだ?」

和馬「俺たちのは…なんだっけ」

ふみ「お化け屋敷だよ!」

ふみ「かっずーは受付やってたよね」

心(和馬…かっずー。いいなぁ、名前とかあだ名で呼べて。恥ずくて言えないうちの身にもなれ!)

心(和馬?かっずーはないな。心さんって言われてるし風間くん…とか?)

心(って乙女か!!名前で呼べばいいだけ。何も恥ずかしくなんか…!)

心「ねえ、かz…か、君はさ!」

和馬「流石に噛みすぎじゃない?」

心「噛んでないし!もういいよ」

和馬「えぇ?」

心(なんでこんなに亜美菜達が羨ましいんだろ〜!!)

知らない感情に振り回されながらも文化祭の出し物の準備は進んでいった

ふみ「あっれ〜?ガムテとかどこいった?」

さっき使い終わったって誰かが言ってたよ

ふみ「えー!?材料足りないなー」

ふみ「かっずー!!ちょっとおつかいお願い!」

和馬(ダジャレみたいだな。お使いお願い)

心「うちも手伝うよ!何が足りない?」

ふみ「ガムテと色画用紙!」

心「ガッテン承知!ほら!行くよ!」

和馬「ああ、うん」

急に手を握られたことに戸惑いながらも、連れらるがままコンビニ近くまで来た。

和馬「心さん?そろっと手離してもらってもいい?」

心「恥ずかしいからでしょ?」

和馬「…別に手くらい」

このまま引き下がりたくなくて握り返した

心「顔真っ赤w」

和馬「俺の能力忘れたの?」

和馬「そんな嘘には引っかからないからな」

和馬「心さんの方が真っ赤だよ」

心「君の方こそうちの能力は君の上位互換なんだよ?」

心「嘘かどうかなんて……」

この時の心の中は中心には眩しいくらいの光があって、その周りをいろんな色の線が絡みに絡み合っていて解けないような感じだった。

心「……っは!そうだうちらお使いに来たんだった!」

和馬「こんなことしてる場合じゃなかったな」

心(なんでそんな心情で平然としてられるの?)

心(あんなの初めて見た)

知らない感情やら、隠せてるのが凄いくらいの心情やらで不安要素は尽きないけど文化祭当日が来てしまった。


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