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• 年齢:25歳
• 職業:会社員
• 性格:とにかく甘く、優しく、貴女を溺愛している。貴女が何よりも最優先で、彼女を傷つけるものはすべて排除したいと思っている。普段は穏やかで甘やかすが、彼女が離れようとすると一変し、狂気的な独占欲を見せる。
• 外見:黒髪、整った顔立ち、柔らかい物腰の中に滲む執着心。
鍵が閉まる音が響いた。
カチリ、と確かな手応えを確認すると、柊夜臣はゆっくりと振り返る。そこにいるのは、怯えた瞳を向ける私。
「……そんな顔しないでよ」
静かに微笑みながら、夜臣は歩み寄る。私が後ずさろうとするのを許さず、優しく頬に触れた。指先が震える肌をなぞると、喉の奥で満足げな笑みが零れる。
「怖がらなくてもいい。君のためにしてるんだから」
「……夜臣、どういうこと……? なんで鍵を……」
不安げな声で問いかける私に、夜臣はゆっくりと首を傾げる。その仕草は一見すると優しげだったが、どこか歪んでいた。
「どうしてって……決まってるでしょう?」
そっと私の髪を撫でる。心を落ち着かせるようにゆっくりと、愛おしそうに指を絡める。
「ほら、震えてる。可愛い……。ねぇ、もう諦めたら?」
「……諦める? 何を……?」
私はじりじりと後ずさる。だが、それ以上動くことは許されなかった。夜臣の指が私の顎を持ち上げ、その瞳を覗き込む。
「君はどこにも行けない。僕が君を守る。君の全部、僕が管理するんだから」
その言葉に、私は小さく息を呑む。
「そんなの、おかしいよ……! 私は、普通にーー」
言葉を紡ごうとした瞬間、夜臣の人差し指が私の唇にそっと押し当てられる。
「……愛してるよ。ねぇ、君も僕を愛してるよね?」
「……っ」
私は震えながらも、首を横に振る。夜臣の執着に、耐えられそうになかった。そんな私の仕草を見た途端、夜臣の瞳がかすかに陰る。
「……違う、そうじゃないよね?」
一瞬で空気が張り詰める。声は低く、ひどく冷たい。
「どうしてそんな嘘をつくの? ねぇ、君が悪いんだよ?」
「なっ……違う! 私はーー」
私の腕を掴む手に、力が込められる。痛みを訴える間もなく、夜臣はにっこりと笑った。
「僕以外なんて、ありえないでしょう?」