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愛執の檻

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愛執の檻

1 - ⑴ 鍵が閉まる音

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2025年02月24日

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柊 夜臣《ひいらぎ よしおみ》


• 年齢:25歳


• 職業:会社員


• 性格:とにかく甘く、優しく、貴女を溺愛している。貴女が何よりも最優先で、彼女を傷つけるものはすべて排除したいと思っている。普段は穏やかで甘やかすが、彼女が離れようとすると一変し、狂気的な独占欲を見せる。


• 外見:黒髪、整った顔立ち、柔らかい物腰の中に滲む執着心。











鍵が閉まる音が響いた。


カチリ、と確かな手応えを確認すると、柊夜臣はゆっくりと振り返る。そこにいるのは、怯えた瞳を向ける私。


「……そんな顔しないでよ」


静かに微笑みながら、夜臣は歩み寄る。私が後ずさろうとするのを許さず、優しく頬に触れた。指先が震える肌をなぞると、喉の奥で満足げな笑みが零れる。


「怖がらなくてもいい。君のためにしてるんだから」


「……夜臣、どういうこと……? なんで鍵を……」


不安げな声で問いかける私に、夜臣はゆっくりと首を傾げる。その仕草は一見すると優しげだったが、どこか歪んでいた。


「どうしてって……決まってるでしょう?」


そっと私の髪を撫でる。心を落ち着かせるようにゆっくりと、愛おしそうに指を絡める。


「ほら、震えてる。可愛い……。ねぇ、もう諦めたら?」


「……諦める? 何を……?」


私はじりじりと後ずさる。だが、それ以上動くことは許されなかった。夜臣の指が私の顎を持ち上げ、その瞳を覗き込む。


「君はどこにも行けない。僕が君を守る。君の全部、僕が管理するんだから」


その言葉に、私は小さく息を呑む。


「そんなの、おかしいよ……! 私は、普通にーー」


言葉を紡ごうとした瞬間、夜臣の人差し指が私の唇にそっと押し当てられる。


「……愛してるよ。ねぇ、君も僕を愛してるよね?」


「……っ」


私は震えながらも、首を横に振る。夜臣の執着に、耐えられそうになかった。そんな私の仕草を見た途端、夜臣の瞳がかすかに陰る。


「……違う、そうじゃないよね?」


一瞬で空気が張り詰める。声は低く、ひどく冷たい。


「どうしてそんな嘘をつくの? ねぇ、君が悪いんだよ?」


「なっ……違う! 私はーー」


私の腕を掴む手に、力が込められる。痛みを訴える間もなく、夜臣はにっこりと笑った。


「僕以外なんて、ありえないでしょう?」

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