叔母さんは、私の親が教えてくれなかったことをちゃんと教えてくれる。それも、偉そうにするんじゃなくてちゃんと丁寧に教えてくれるんだ。だから素直に聞けた。
だって麗の世話も丁寧にしてくれるし。それが、麗とどう接したらいいのかってのも教えてくれる。
オムツを替える時も笑顔で話し掛けながら。せっかく替えようとした新しいオムツをすぐに汚されても怒らない。
「怒ったって怖がらせるだけだよ。まだ言葉も通じてない麗になんで怒られてるかなんて分かるわけないし。今はとにかく、私達と一緒にいるのが安心できるんだってのを分かってもらうのが先」
だって。
私も『そりゃそうか』って思えた。
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