バットエンドです。
西村拓哉がパニック障害になりジャニーズを辞めたというお話です。
フィクションです。本人とは一切関係ありません
拓哉「風雅」
風雅「ん?」
拓哉「怖い、不安、死にたい」
風雅「大丈夫」
この時俺は拓哉に何をしてあげれただろう
口だけで何もしてやれなかった
拓哉はパニック障害になりジャニーズを辞めた
1番大切なやつを失った
アイドルのことを思い出すと発作が出るらしい。
だから俺は拓哉に会うことすらも出来ない。
思えば今思い出すのは拓哉ばっかやな、
坂道を登った所にある星が綺麗に見えるとこも
拓哉が見つけて地べたに寝っ転がって
拓哉「風雅綺麗やで!」
と目を輝かせる拓哉を見て俺は
風雅「拓哉っぽ、笑」
そう笑った。
時間を忘れてすっかり真っ暗になった
夜の信号機は赤信号が点滅している。
肌寒くなった季節
拓哉「風雅怖いから手繋いでや」
プライベートで初めて手を繋いだ
ドラマみたいやったな、笑
拓哉「風雅傘忘れた!一緒に入れて!」
風雅「しゃーなしな」
2人で相合傘してみたり
拓哉「夜の公園もええな」
風雅「せやな」
夜の公園でブランコに乗って星を眺めたり
拓哉「風雅待っててや!俺が押してくる!」
押しボタン式の信号機は少し待たなければ行けないから拓哉が走って押してくれる
こんなくだらないくだりも好きやったりする
草むらの上で仰向けで寝ている拓哉は
拓哉「なんか宙に浮いとるみたいやな!笑」
風雅「なんやそれ」
なんて笑って言ってきて
大はしゃぎしとった横で実は俺もはしゃいでたんやで?笑
ほんまにこのまま宙に受ける気がしていた
フワフワと夢心地拓哉の隣
拓哉のみる景色を全部俺のものにしてみたかった
俺はやっぱり拓哉を忘れられない。
事務所まで2人で当たり前に通ってた道の
あの信号機はもうすぐ無くなるみたいやで
拓哉を思い出して寂しくなる気持ちもきっといつか無くなるんかな
そういえばいつか雪がめっちゃ降った日
人が全然おらんかった公園で寒すぎて2人で凍えてたのになんか帰りたくなくて無駄話ばっかして笑ってたよな、街灯の下のベンチで
俺の気のせいかわからんけど俺の目に映る拓哉はどこか悲しそうな顔してた
今になって気がついても
後悔してもなんも解決しやんのに
拓哉を忘れられんのは受け入れられんのは
拓哉を思い出にできるほど俺は強くないから
俺の今見とる最高の景色を拓哉にも見せたかった
みんなで見たかった
楽屋で1口ココア飲んだ
あの時拓哉は
拓哉「風雅、またな」
拓哉の目に嘘はなかった。
同期の俺が言うんやから絶対そうや
じゃあな、
またどっか遠くでいつか。
いつか/Saucy Dog
end…
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