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※付き合っている設定
最近よしくんの人気は高くなる一方だった
よしくんのためにも別れようそう決めたのに
いざよしくんを目の前にすると
さよならが喉の奥につっかえてしまう
良「どしたん?そんな改まって」
「ありがとう」
とだけ言った
次の言葉を探してみたけど見つかるのはよしくんを好きな自分だけだった。
良「どしたん?大丈夫?」
「平気、大丈夫」
なんて言葉を最初は優しさのつもりで言っていたけど大丈夫と言ってるうちに願いに変わって最後には嘘になっていた。
私はよしくんと花屋に行っていた。
「この青い花枯れちゃいそう、私みたい」
なんて呟いた
私は拳を握った、奥にあった想いと一緒に握りつぶした。
大丈夫、大丈夫よな、?
「よしくんハグして」
「私が入れば何もいらないって言って」
ついでにキスもしてよ、
良「ごめん、別れたい」
「うそうそ、ハグなんかせんでええから、」
良「ごめんな、?」
こんな時に思うことやないと思うけど「1人にせえへんから」ってあの言葉めっちゃ嬉しかったで
よしくんが勇気出してかけてくれて初めて電話をしたあの時の私と何が違うん?
よしくんがツアーでいなかった時も東京に行っちゃったときも気持ちが変わらなかったからここにいるのに
青いまま枯れていく
よしくんを好きなままで消えてゆく
青い花を送り付けようか迷ったけどやめた
私を忘れないで覚えていてね
ううん、元気で幸せになって
泣かなかった私に少しほっとした表情を浮かべた
なんか、変わってへんな、笑
そんなとこも大好きやのにな、
付き合う前は気付いたら横にいて
良「あなたはあなたのままでええんちゃう?」
なんて私の涙を勝手に拭いたくせに
私の聴くもの見るもの全部色付けたくせに
私はよしくんの家に枯れそうな青い花を置いて
出ていった。
「ほんまに私みたい」
奥にあった想いと一緒に柵を握りしめた
大丈夫、きっと来世は
良「おい!なにしてるん!!」
なんで来ちゃうん?忘れようとしてたのに
「よしくんには関係ないやろ?」
良「あかん!俺のために死ぬとか、あかん!」
知られたらクビになるかもやから?
「そんなん言うなら抱きしめてや!」
良「分かった、抱きしめたるからこっち来い」
「よしくんがきてや」
そう言うとよしくんは私の前に立って私を抱きしめた
「もう離さんといてや、」
良「俺が悪かった」
「嘘やで、さよなら」
私はよしくんの胸を押して空中に舞った
私を叫ぶよしくんの声が響いた。
忘れんといてな、
ハッピーエンド/backnumber
end……