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「行ってきます……」
「…………」
あ、返ってこない……何かあったのかな…?
「先輩は…いる……」
「先輩。」
「お、今日は遅かったな」
「ちょっと寝坊しちゃって。」
「そう…ちゃんと寝た?」
「いや……あまり寝れなかったです。」
「そっか、ちゃんと寝た方がいいと思うぞ」
「分かりました。そうします。」
心配…してくれてるんだよね……
今日はちゃんと寝ようかな。
「先輩」
「何?」
「俺が死んだら先輩はどうしますか?」
「えっ……???」
「死んだら…?」
「はい。俺が死んだら。」
「う~ん…」
「オレも死ぬかもw」
「……は?」
「なんで笑いながら言えるんですか…?」
「死なないでください。」
「どうして?オレはアンタのために…」
「俺のために死んでほしくないんですよ。」
「分からないですか?」
「…アンタの気持ちは分かる。」
「オレもそうだから」
「じゃあなんで…?」
「アンタを一人にさせたくないから?」
「……これを見ても…?」
さすがにこれを見たら…先輩も……
「手首……そっか。リスカ…」
「それほど、つらかったんだね。」
「え……」
「気持ち悪いって思わないの…??」
「思わないよ。気持ち悪いとも、怖いとも」
「なんで…」
「アンタの事が大好きだから」
「??」
何言ってんの…?先輩は……
俺の事…大好きって……??
大嫌いの間違いとかじゃないの…?
「そう…なんだ。」
「あ、学校つくよ。」
「分かってます」