テラーノベル
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____年に一度ある全大陸の大会議、代表者「各大陸を統治する帝王」が5人主席していた。勿論あのサラファル大陸の帝王ロディオも主席している。会議内容は軍事系の問題とサラファル大陸で起こっている未だ続く衝突戦争。今現在会議室には帝王3人が集合しており、他の2人は少し遅れると置き手紙が置いてあった。
「まだ終わらないのかあの戦争」
テーブルを囲うように座っている3人。その中で1人の帝王ゲルゲベート・ウォーカーフェイスがロディオに向けて言う。
「奴らもしつこくてな、対応してるがアイツらも時間の問題だろ」
嘲笑い革命軍を嘲笑する。テーブル足を乗せマナーのない行動をする。
「先にその首が刎ねられないと良いなロディオ」
たぬき耳と尻尾が付いている帝王カジュラ・テンラートが自身の紫髪を結びながら少し圧をかけて言う。
「はっ!俺はそう簡単にはなねぇよタヌキ」
「はぁ…私にはちゃんとした名前があるんだから…」
「じゃあ「カジュたぬ」で良いんじゃないか?」
ゲルゲベートが提案したあだ名がロディオが絶賛され大笑いしている。笑いすぎて椅子から転げ落ちて大爆笑していた。それに釣られてゲルゲベートも大爆笑してしまう。
「ぶははっ…ちょまてよ…ゲル天才…ぶふぉ!!」
「だはは!!我ながら自分でもすげぇ…だはは!」
「は、はぁ…?」
カジュラは少し困惑して2人の笑う様を見ている。しかしゲルが付けたあだ名少し可愛かったのかカジュラは少し頬を赤くしながら笑みを浮かべていた。帝王になってもやっぱりカジュラは乙女。
(小声)「カジュたぬ…意外と可愛いあだ名」
すると後ろの扉が開き、2人の帝王が来る。他3人とは違い威圧的なオーラがあった。2人はさっさっとテーブルの方に行き椅子に座った。
「いやぁー、ごめん遅れちゃって…結構待った?」
「すまないな遅れて、こっちで少しトラブルがあってな」
銀髪の髪をした帝王はギニヤ・ティス、紺色の髪をした帝王はゼット・ネクスト。この5人の帝王の中でこの2人は特殊な能力を持ち皇帝級に匹敵するほど…。
「会議のお偉いさんが遅れてくるなんてどうかと思うがな俺は」
「なっ…ロディオお前口が悪いぞ!」
ロディオが舐めたような口調で2人を罵倒する。カジュラはその態度が気に食わなくロディオを注意する。
「あはは…それはごめんねロディオ、確かに俺たちが悪いよコレは」
ギニヤは少し申し訳なさそうに謝罪してペコリとロディオに頭を下げる。一応ゼットも頭を下げて謝罪。
「ちょ!?先輩方も忙しかったはずですよ、頭を上げてください!!」
「いやでもな…時間通りに来れなかった我々にも非がある」
ゼットは反省している様子を見せる。それに気遣うカジュラ。その光景を笑って見ているロディオとゲルゲベート。
「次からちゃんとして下さいよ先輩方?wふはは」
「…いつか痛い目に遭えば良いのに…!」
カジュラは少しロディオの事を睨んでいる。ロディオはそれを気にしていないのか余裕の笑みを浮かべて2人を見下している。
「じゃあ全員揃った事だしやりますか大大陸帝王会議を…」
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