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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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遅くなりました…!ごめんなさい!!

すたーと!



竜胆side

あれから1日が経った。兄貴は目を覚ますのだろうか。

そう思いながら俺はベッドに寝ている兄貴の手を握っていた。

握っている兄貴の手に雫が落ちる。

俺は知らぬ間に泣いていたようだ。


竜『兄貴…目ぇ覚ましてよ…』


蘭『……。』パチ


竜『兄貴!?』


竜『ねぇわかる!?竜胆だよ!!!』


蘭『…???』


蘭『だれ…』


竜『!!!』


竜『…あにk…君の友達だよ』


兄弟だと言えばいいのに、俺は友達だと言っていた。

多分、俺自身が兄貴の記憶が無いことを受け止められなかったのだろう。


蘭『ともだち…?』


竜『そう。』


蘭『じゃあ…よろしく?』


竜『うん』


竜『ちょっと待ってて』


俺は部屋を出て、梵天の奴らに連絡した。するとすぐ返事が帰ってきて『今すぐ行く』などと皆が来ることになった。



がちゃ!


勢いよくドアが開いて音がした方を見ると皆が息を切らしてその場に立っていた。皆走ってきてんだな…兄貴は沢山の人に愛されてるね。



春『蘭は!!!』


竜『…記憶‥ないみたい…(笑)ポロ』


皆『!!!』


鶴『…』タッタッタッ


ぎゅ


竜『んぇ…?』


鶴蝶がこっちに走ってきて急に抱きついてきた。


鶴『泣いていいぞ…』


鶴蝶がそういった瞬間

俺は涙が溢れてきた。


竜『ぅぐッ…ひぐッポロポロ』


竜『あにッきぃ…!ポロポロ』


蘭『!!!ど、どうしたの…なんで泣いてるの…』ナデナデ


兄貴はそう言い、俺の頭を撫でてくれた。


記憶がないのに、性格は全然変わってなくて。兄貴が完全に消えたんじゃないんだって少し安心した。


その後、俺は泣いて泣きまくってしまい疲れて寝てしまったようだ。

他の奴らが兄貴に色々質問したが、自分の名前以外なにもわからないらしい。

それを聞いて俺はまた泣いてしまった。


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