テラーノベル
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注意この話は私の妄想の中の話です。ご本人様には関係ないため迷惑行為はご遠慮ください。
また、BLやnmmnを悲観的に見てしまう方やルールを守れない方は閲覧をご遠慮頂いています。
もし、話の内容が被っていたりしたらすみません。
口調が怪しいかも…
豪邸。
ソファに寝ているばーどの横で、鯵は腕を組み、明らかにご立腹モードだった。
「……ゆき、最近ばーどさんに近づきすぎじゃない?」
「えっ?俺、知らないっすよ。なんか知らないけどちょうどそこが空いていたのでばーどさんの隣に座ってただけっす。」
「いやいや、そこは俺の場所だから!俺が飲み物を取りに行ってたから空いてたんだよ!」
ルナはポリポリと後頭部をかく。
「でも、俺、知らないっすよ。席取りってそういうルールあったんすか?」
鯵はソファを叩く。
「ばーどさんは俺の彼氏なんだからね!そこら辺わかってる?」
「わかってますよw」
ばーどはゴロゴロと寝返りを打って、ようやく二人のやり取りに割り込む。
「なんやねんお前ら……俺、昼寝しとったんやけど。ほんまにピーチクパーチクうるさいなぁ」
「ごめんね、ばーどさん、ゆきがね俺の席を取ってきたんだよ!」
「いや、ただ、ここが空いてたから座っただけで…」
「いや、ばーどさんの隣は俺の特権なんだから邪魔しないでよ!」
ルナは首を傾げて言う。
「でも、この前、俺、ばーどさんとバイク二人乗りしたっすよ。」
「バイク……っ!?」
鯵屋の声が裏返った。
「な、なんでそんな大事なこと俺に隠してたの!ばーどさん、説明して!」
ばーどは肩をすくめる。
「いやぁ、ユッケが乗りたい言うから、ちょっとコンビニまで乗せたんや。そんとき、心無きが急に出てきて轢かれそうなったな。あれはおもろかったww」
「笑いごとじゃないからね!バイクの2人乗りとか普通、彼女とやるもんだからね!」「お、おぅ………」
ばーどは若干戸惑ったが、すぐに鯵が嫉妬してくれてると気づいた。
「やっぱ、可愛いなぁ」
ばーどはニヤリと笑った。
鯵は一瞬びくっと体を強張らせ、頬を赤くして目を逸らす。
「……な、なっ……な、何言ってんの……そ、そんなことないし……」
でも顔はどんどん赤くなり、手で頬を押さえるしかできない。
鯵は必死で言い訳するように手を振る。
「別に赤くなんか……いや、でも……いや……」
言葉が絡まって支離滅裂になるほど、心の中は嬉しさでいっぱいだった。
ばーどはさらにニヤリ。
「ええやん、その顔。鯵らしいで」
鯵は思わず小さく「くぅっ……」と声を漏らし、顔は真っ赤。
ばーどはその横顔を見て、くすっと笑う。
「ほらな、やっぱり可愛いわ。」
「……ば、ばーどさん……もう、やめて……心臓がもたない…」
「そうか、じゃあ一旦休憩しに花摘みに行くか?」
「うん…」
「じゃあ、ユッケ、後は頼んだで」
そう言ってばーどは鯵を抱えて豪邸から出ていってしまった。
(絶対、今日中には帰って来ないな)
そう察したルナは鯵のために、湿布やらなんやらを整えるのであった。
いつも、煽り口調の鯵が、彼氏に「可愛い」と言われたらものすごく照れて欲しいと思ったので。
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