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2 - kmts、gtit

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48

2025年09月27日

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注意この話は私の妄想の中の話です。ご本人様には関係ないため迷惑行為はご遠慮ください。



また、BLやnmmnを悲観的に見てしまう方やルールを守れない方は閲覧をご遠慮頂いています。



もし、話の内容が被っていたりしたらすみません。



キミトスが可哀想

でも、これが1番書いてみたかった。




「あ~痛ってぇ~」




キミトスは地面に仰向けになり、空を見上げていた。
島取りの最後の最後で集中砲火を浴び、満身創痍になってしまったのだ。



「個人医を呼ばないと……」



R
筋を長押しして個人医を呼び出す。


数分後、バイクのマフラー音と共に来たのは白菜色の髪色をしたぐち逸。



「えっ、ぐち逸!?」



思わず声を上げる。



――来てくれた。やっぱり、ぐち逸は俺のことが好きなんだ。
そんな錯覚を胸に、キミトスは少しだけ頬を緩めた。



「あ〜……キミトスさんですか」



「ぐち逸、やっぱり来てくれたんだね。嬉しいよ」



「……まぁ、仕事なんで」



淡々と答える声に冷たさが混じっていることに、キミトスは気づかない。

ぐち逸が治療を進めている最中、ふと肩に乗っている小さなピンクのうさぎが目に入った。



「それはなんだ?」



「これですか。……無理やり渡されたんですよ」



「そうか……」



キミトスは少しの違和感を覚えながら治療は受けたが、それは膨らんでいくばかりであった。うさぎに触れようとした時、ぐち逸の手が無意識にピタリと止まった。
一瞬だけ鋭く睨まれ、キミトスの背筋に冷たい汗が走る。




――なんだ、この感じ。




治療が終わり、ぐち逸は無駄のない動作で立ち上がった。
その時、キミトスの脳裏にある光景がよぎる。
さっき戦場で見た、868の仲間たちの姿。

肩に――同じピンクのうさぎをつけていた。



「……まさか」



息が詰まる。



「ぐち逸、お前……」



縋るような声に、ぐち逸は振り返らない。
ただ冷たく、いつもと変わらぬ声で告げる。



「もう大丈夫ですか。……じゃあ、行きますね」



バイクの音が遠ざかる。
残されたキミトスは、胸の奥に渦巻く不安を振り払おうと空を仰いだ。


――きっと気のせいだ。気のせいであってほしい。
そう繰り返しながらも、肩に乗っていたピンクのうさぎが脳裏から離れなかった。



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