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💚の💙への絡み方チョー好き。 番外編は💙とじゃないのかなぁ🥺🥺
やっぱりしょっぴー可愛いなあ💙可愛いしょっぴーがイケメンたちに奪い合いされてるのマジで最高すぎる。
いやーどうなるんだろ😱😱😱
涼太 side
電話の向こうの翔太は泣いていた。明らかに今までの翔太と違っていた。
頼られることは今まで何度もあったが、こんな助けを求めるような事は初めてだ。
また蓮と喧嘩でもしたんだろうか?
翔太のマンションに着くと鍵のかかっていない扉を開けた。
リビングには誰かとケーキを食べた形跡があった。
涼太❤️『翔太?翔太どこ?』
寝室の方から何やら音がして覗くと、シクシクと翔太が部屋の隅で蹲って泣いていた。
涼太❤️『翔太どうしたの?大丈夫?』
俺の首にしがみついて離れない。ずっと泣いているし上半身裸だ。俺の来ていたシャツを翔太に着せる。
涼太❤️『泣いてたら分からないだろう。何があったか話せる?』
首を左右に振ってこたえようとしない。
涼太❤️『お家に帰ろう。蓮が待ってる』
翔太💙『あの家にはもう帰らない』
涼太❤️『蓮と喧嘩したの?』
翔太💙『違う…でも、もう蓮とは一緒にいられない….』
涼太❤️『翔太…話して?そうじゃなきゃ何もしてあげられない』
翔太💙『何もしなくていい。ただ側にいて抱きしめて』
翔太の携帯が鳴っている。蓮からだ。
涼太❤️『蓮から電話だよ。心配してるんじゃない?出たほうがいいよ。俺に言えないなら蓮に話しなさい』
蓮📲 『翔太くん、遅いね?何時くらいになりそう?』
翔太📲『ごめん、片付けが残ってて、今日はこっちに泊まるよじゃ』
電話の向こうでまだ蓮が喋っていたにも関わらず翔太は電話を切った。
涼太❤️ 『翔太、俺じゃなくても蓮でも亮平でもいいから話して。きっと解決するから。黙ってるのが一番良くない・・・じゃあ俺帰るよ』
翔太が俺の手を掴んで離さない。〝ひとりにしないでよ〟そう言うとまた泣き出した。
涼太❤️『はぁ〜。ご飯食べる?ビーフシチューしか持ってこなかったけど』
翔太とふたりソファに並んで食べる。〝美味しい涼太ありがとう〟そう言って全部食べ終えた頃には、泣き腫らして疲れたのか俺の肩に体を預けて寝てしまった。華奢な翔太をベットまで抱き抱えて運んだ。
翔太のおでこにキスを落とす。頭を撫でると俺のシャツを掴んで引き寄せた。
涼太❤️『翔太?起きてるの?』
翔太💙『涼太キスして』
涼太❤️『翔太自分が何言ってるかわかってる?』
翔太💙『うん、だって気持ち悪い』
涼太❤️『誰かにされたの?』
翔太💙『何も聞かずにキスして。前はしてくれた』
涼太❤️『それは・・・昔の話だろ。蓮に頼みな』
翔太💙『もう涼太嫌い・・・いいよひとりで寝るからもう帰れよ』
俺に背中を向けて寝る翔太の肩が揺れている。泣き声を我慢する声が漏れ聞こえてきた。
涼太❤️『翔太、しょうた! 』
翔太💙『なんだよりょ///ンッハァ涼太ンッはぁ///涼太舌も頂戴』
涼太❤️『もう、これが最後だよ』
互いの舌を抱き合わせた。翔太が望む事ならなんだって叶えたい。
ただ、蓮が翔太にとって特別な存在である以上俺はもう・・・これが最後だ。
翔太は俺の胸に抱きつき子供みたいにわんわんと声をあげて泣いた。
背中を摩る事しかしてあげられない〝大丈夫だから翔太、大丈夫〟
スヤスヤと眠る翔太の唇を奪った。これが最後と言いながら同意のないキスを繰り返した。
翔太 side
朝、涼太に揺すられて目を覚ますと心配そうな顔が降ってきた。
翔太💙『何だよ涼太酷い顔してるぞ』
涼太❤️『・・・ラウール昨日来た?』
その場が凍りつくくらいには驚いた。
翔太💙『はっ?何言ってんの違うし』
涼太❤️『インターホンのモニターに残ってるし・・・さっき魘されてラウールの名前叫んでた』
翔太💙『しっ知らねぇ・・・』
最悪な事に今日はグループ仕事で午後から収録がありメンバー全員集合だ。気が重いったらない。涼太が何もない冷蔵庫から食べれそうなものを出してきた。
青汁とカットフルーツをふたりで食べた。
涼太❤️『翔太、洋服取りに帰らないと』
翔太💙『涼太の貸せよ』
涼太❤️『何があったか知らないけど、蓮をずっと避け続ける訳にはいかないだろっ?』
翔太💙『今日だけ俺の言うこと聞いてよ』
涼太❤️『いつも聞いてる』
涼太に持ってきてもらった洋服を着るとふたりで仕事に向かう。
こんなに仕事に行きたくないと思ったのは後にも先にもこれが最後だ。
控え室に入るとまだ誰も来ていなくてホッと胸を撫で下ろす。静かな部屋に寝不足の2人。仲良く机に突っ伏して寝ていた。誰かに触られた感覚で目を覚ますと人差し指で俺の唇ををなぞる亮平の姿がそこにあった。
亮平💚『おはよっ1日ぶり♡翔太会いたかった』
翔太💙『あぁ俺も会いたかった亮平で良かった』
意外な反応に亮平が驚いている。
亮平💚『どうしたの?俺の魅力に遅れ馳せながら気づいちゃった?』
翔太💙『何とでも言って。今日は俺のそばに居て』
可愛らしく首を傾げている。
翔太💙『首気を付けろ』
亮平💚『心配ありがと♡2人して寝不足なの?涼太の洋服なんか着ちゃって。イヤらしい・・・ふたりで何してたんだか』
流石、亮平だ。涼太の服着てるの分かるなんて・・・
控え室の扉が開いて蓮が入ってきた。ご機嫌斜めだ。そりゃそうだ。
その後ろにはラウールの姿がある。俺を見るなり近寄ってきた。
ラウ🤍『翔太くん何で舘様の洋服着てるの?』
わざとらしいその言い方にイライラする。誰のせいだよ。隣に居る涼太も警戒しているのが分かる。
翔太💙『うるさいよ静かにして』
もう一度机に突っ伏して寝たふりをする。早く今日が終わって欲しい。
収録は順調に進んだ。ささっと帰ろうと荷物を掴んで楽屋を出たところを蓮に捕まった。
蓮 🖤『一緒に帰ろうしょ・・・』
ラウ🤍『めめ、今日泊まってもいい?』
蓮 🖤『いやちょっと今日は翔太くんと2人で食事に行く約束があるんだ。ねぇしょっぴー?』
ラウールが鋭い眼光で俺を見やった。
翔太💙『あぁごめん目黒、ちょっと予定入って行けないや』
逃げるようにその場を離れた。前を行く涼太の腕を取ってタクシーに乗り込んだ。
涼太❤️『何?』
翔太💙『ごめん今日、家に泊めて』
涼太❤️『ダメだって翔太。ちゃんと蓮とはなし』
翔太💙『ちゃんと話すから、ラウールの事。お願い今日泊めて』
涼太 side
翔太が俺の家の風呂にひとりで入ってる。その隙に蓮に連絡をした。
涼太📲『蓮、翔太今日俺の家に泊まるって。ラウールと何かあったみたい』
蓮も誰かと一緒だったみたいで多くを語らず〝分かった心配かけてごめんね彼女の事宜しく〟と言った。
何かに警戒し〝彼女〟と言った蓮の隣にはラウールが居るのかもしれないと思った。
お風呂から上がった翔太が昨日の事を洗いざらい話した。可愛い弟のように思ってきたのは俺も同じだ。殴りたいくらいにはラウールに怒っている。
涼太❤️『蓮に話しなさい!隠せば隠すほど、ラウールの思う壺だ。ふたりなら大丈夫何とかなる。俺も付いてるし。亮平だっている。皆んなで翔太の事守るよ』
翔太💙『涼太ありがとう。家に帰るよ』
涼太❤️『それがいい。マカロニサラダ作ったから持って帰る?』
翔太💙『うん。いつもありがとう・・・涼太・・もうキスは?してくれない?』
涼太❤️『蓮にしてもらいなさい。そういった事は大切な人とするんだよ』
翔太💙『涼太も大切な人だ』
涼太❤️『ありがとう。俺は・・・なんでもない。早く行きなさい』
言いかけてやめた。不安そうな背中を見送った。頑張れ翔太。一番近くで守ってやれないのが意地らしい。
俺は翔太が望むならいつだって・・・