何でも許せる方のみお進み下さい。
zmside
兵になるには、志望理由を書いた書類を提出し、
二日間の試験に取り組まなければならない。
因みに俺の志望理由はそのまま。
『書記長様の右腕になる!』って書いて提出しといた。
馬鹿げているだろうが、俺は本気なので意気込みをそのまま書かせてもらった。
試験会場にいくと、沢山の人が集まっていた。
まあ、軍に憧れている人は多いからな。
あと、軍人になれば、生活も保障される。
まあ、そんなしょうもない目的で俺は来てないけど。
試験内容は、簡単。
一つ目は書類。優れた戦闘も大事だが、情報を頭に入れることも大切だ。
二つ目は単に優れた戦闘能力。
今回の試験では、この二つが問われる。
この書類作業は、全員一斉に取り掛かる訳ではなく、
周りと協力するのもありとされている。
ゆるい。と思うだろうがそう簡単に甘くない。
軍に入れる人数は決まっている。
つまりここにいる大半は失格となる。
いわゆる蹴落としあいだ。相手を信用するか。騙されるか。
こう言うところも試験の一つだ。
試験の間は、二人一組の部屋が用意されている。
協力するか、しないかは、自分次第。
そんなことを考えていると、指定されていた部屋の前に着く。
一体、どんな奴が俺と同じ部屋人なのだろうか。
ごくり、と喉を鳴らす。
良いやつでありますように…。
俺は軽く扉をノックし、ドアノブに力を入れた。
「失礼しまーす。」
中には誰も居なかった。
「…。」
寝室なども覗いて見るが、やっぱり誰も居ない。
まだ来てないのだろうか。
「まあ…。いっか!」
俺は机の上に渡された書類を並べる。
因みに内容は一人一人違うらしい。
この書類の内容は、過去の取引の内容が書かれた書類である。
「…。」
「…全然わかんねえ。」
まじめにヤバい。どうしよう。
「…こうか?」
当てずっぽで、書いて見る。
「うん!多分こうや!」
「そこ、間違ってんで」
いきなりした声に驚き、肩を震わせる。
「だっ、誰や⁉︎」
そういい、俺が振り向いた先にいたのはー
「…………豚さん??」
どでかい図体をした、豚がいた。
回覧ありがとうございました。
next♡300
コメント
1件
この連載めっちゃ好きです..!!!