テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
瀧澤幸哉さんが眼を覚ましたって看護士が呼びに来た。
私も眼を覚ました。
軽い打撲と脚を捻挫したっていう
「大丈夫なのか?瀧澤」
正哉さん…誰が呼びました?…
「弟の陸さんから貰ったよ」
「ところで後座背に座ってた陸、杏子さん無事か、」
「杏子どこにいる…」
「瀧澤さんと社長落ち着いて話してください妹って誰ですか…」
野村さん…
「すみません勝手に入って…」
秘書と弁護士をしてた。
看護士さんが中で話されてた。
食あたりしたって聞かされた。
看護士が出てきた。
「中にどうぞ」
「おい。正哉入ってやれ」
片腕の瀧澤が松葉杖で歩んで来た
「無理するなよ…」
緊張するな…
コンコン
……
音を立てないで杏子の顔に手を当てた。
母さんに似てきたな…
出るって聞かされた。
杏子が明日なら話せるって部屋を出た
兄さんの息遣い…
私の兄…
私は着替えて。
荷物を窓から出して、
窓のサッシに跨いだ。
大通りに出たらタクシーを拾い
「すみませんが泊まれるホテルありませんか…」
「たくさんあるよ。何泊するのかな。」
わかりません…
駅前から反対車線、東に向かった。
「ここですか?」
「薬湯薬膳湯だよ」
「ありがとうございました」
健康センターなんだ…
にぎやかな人々がいる
似た声が聞こえた。
佐原のおじ様、真之介さんが話してた。
女性のお風呂の更衣室にはいった
ロッカーに荷物を容れた。
服を脱いで。
浸かった
湯気で人の顔
ごめんなさい…
人目を気にしながら私は腰かけた
着ぐるみを着て、
ロングラインに寝っ転がった。
朝まで寝てた、
ホラ寝てた娘よ、
?…
自販機でミルクティーを買った
飲み干した私
グルグルキュー
昨日あまり食べてなかった。
食べ処はまだ開いてなかった
出ようと立ち上がり、
更衣室に戻り
ワンピースに着替えた。
全部カウンターに戻し、
「タクシーを拾い不動産までお願いします…」
「此処が言いかな」
ドアが開いた。
「朝早くからありがとうございます」
「部屋を探してます」
「どのようなお部屋をお探しですか」
「身分証明が必要ですか?」
結構ですよ
「ワンルームで良かったらご紹介致します?」
優しく接ししてくれたお姉さん。
三上百合の名札を観た
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!