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上手すぎる私も書いてみたけどなんか、変で尊敬すぎるどうやってそんな長文を書いているんですか、今日 もお疲れ様ですいつもカンドウをありがとうございます書くのって難しいですね
番外編14 『主様がムーちゃんばっかり構っていたら?』After story
今日はどうやら執事がご機嫌ななめな様子。
『あの、みんななにか怒ってる?』
『いや?そんなことないっすよ?』
『いつもと明らかに違うよね。』
『気のせいだろ。』
『ボスキまで…。あの、何かしたなら謝るし、私に出来ることなら何でもするから……。』
『おっ。言ったっすね。』
『やっぱなしはダメだからな。』
『?』
前回ムーにばかり構っていたからか執事は嫉妬していて今日はそれを爆発させたらしい。
(でもみんなその後結局私と過したけどな…。)
それじゃ満足できないのがうちの執事である。
ということなので、階ごとに数日に分けてお出かけすることになった。
2階の執事
『いや〜晴れてよかったっすね!』
『ピクニック日和だね。』
『あぁ。すみません主様。俺達のワガママに付き合わせて。』
『何言ってんだお前が1番楽しみにしてたくせに。』
『なっ!』
『そうなの?』
『あぁ。主様とのお出かけが決まってすぐに支度してたからな。』
『うぐ…。すみません、俺自身も少しムーにヤキモチを…。』
『ハウレスもヤキモチ焼くことがあるんだね。』
『それはありますよ、俺だって主様の執事なんですから。』
『ハウレス…。ありがとう。』
『さて、早速お弁当食べるっす!あ、ちなみに今日のお弁当は俺達が作ったんすよ。』
『味は心配すんな。ロノには劣るけどな。』
『そんなことないよ、凄く美味しそうだよ。』
『俺が言うのもなんですが今日は俺も上手く出来たんです。』
『ハウレスも手伝ったの?』
『はい、俺はこの…卵、焼きを…。』
おずおずとその卵焼きに指を指す。
『すみません、卵焼きというよりスクランブルエッグですね……。』
『そ、そんな落ち込まないで。私の為に頑張ってくれただけで嬉しいよ、ほら、食べよ?』
『主様…。』
『あ、ちなみに俺はこの薔薇のたこさんウィンナーっす。』
『俺はこの肉巻きを…』
『は、張り合わないの2人とも。』
私達は薔薇の咲く公園の木の下で敷物を敷いてお弁当を食べた。
『ご馳走様でした。美味しかったね。』
『ありがとうございます。デザートもありますよ。』
『プリンだ!』
『季節に合わせてかぼちゃプリンにしてみた。』
『ボスキさん甘いものにしたら野菜食べるんすね。』
『俺は食わねぇよ。野菜は野菜だからな。』
『そんなのと言わずにさ、ボスキ、あーん。』
私はボスキにあーんする。
『…ぱくっ。』
『ふふ、食べてくれた。』
『主様からなら断れねぇだろ……。』
『ず、ずるいっす!主様!俺にも、あーんしてくださいっす!』
『お、俺もして欲しいです…』
『お前達……。』
わちゃわちゃした2階の執事達でした。
次の日。
地下の執事
『ふふ、主様とお泊まり会なんて幸せですね。』
『何して遊ぼっか。絵本読んであげよっか?それともトランプとか。』
『主様、夜更かしはいけないよ、私が読み聞かせしてあげよう。』
私と地下の執事達はベットをくっつけて一緒に寝ることになった。
『普段はベットが離れてますからこうして川の字で寝るのは新鮮です。』
『確かにね。でも主様とこうして隣で寝られるのは悪くないです。』
私は真ん中に寝て、左隣にラト、右隣にはフルーレ。ラトの隣にミヤジがいる。
『じゃあ読み聞かせをしてあげよう。』
『お願いします。』
『昔昔、あるところに……1人のお姫様が――。』
数分後。
『『すぅ、すぅ…。』』
『2人とも寝ちゃったね。』
『あぁ。きっと主様がいるから安心して寝れたのかな。緊張して寝付けないのかと思ったが。』
『ふふ、確かにね。私も眠くなってきた。』
『そうだね、寝るとしようか。』
ミヤジは私のおでこにキスをする。
チュッ。
『えっ…。』
『ふふ、主様の隣は2人に譲ったからね。これだけは…私が欲しい。』
『…ミヤジのせいで寝れなくなった。』
『ふふ、済まないね。』
ドキドキして眠れない夜になりました。
次の日。
1階の執事
『バスティンつまみ食いするな!』
『む、す、すまない。』
1階の執事のみんなと夜ご飯を作っていた。
『主様とご飯作ってみたかったんです!絶対楽しいだろうなって。』
『私に出来るかなぁ。』
『大丈夫です!俺がサポートします!』
『まずは役割分担ですね。私は煮込み料理を担当します。』
『俺は野菜を切ってサラダを作りますね。バスティンは…。』
『俺は肉を焼く。』
『ダメだ。つまみ食いするやつに肉は焼かせねぇ。主様、バスティンと一緒にお肉を焼いてくれますか?』
『うん!任せて(๑•̀ㅂ•́)و✧』
『任せてくれ主様。美味しい肉を焼こう。』
『つまみ食いはダメだからね?』
数分後。
『ロノ君。煮込み料理が出来ましたよ。』
『俺もサラダできました!』
『私もだよ、ロノ。お肉いい感じに焼けた。』
『つまみ食いはしてないぞ。』
『見張ってたからね。』
『みんなでご飯にしよっか。』
『はい。みんな絶対喜びますよ!主様が作ったなんて知ったら!』
『そうだな。野菜が嫌いなボスキさんたちもきっと完食する。』
『早速運びましょうか。』
その日の夜ご飯は言わずもがなみんな完食した。
次の日
3階の執事
『えへへ、主様とお出かけなんて嬉しいです!』
『そうだね、楽しみだね。』
馬車に乗って北の大地に向かう。
北の大地はイルミネーションの装飾がしているらしくそれを見に行く。
『でもナックがいるのがなぁ〜』
『聞こえてますよラムリ!』
御者席から声がする。
『まぁまぁ、2人とも喧嘩はよくないよ。せっかく主様とお出かけなんだし。』
『ルカス様が言うなら……仕方ないか。はーい。』
『イルミネーション、楽しみだね。 』
『はい!』
北の大地
『綺麗……。』
『はい!星空みたいですごく綺麗です!』
『あ、あっちにげこちゃんのイルミネーションがある!わーい!』
『待ちなさいラムリ!迷子になりますよ!』
2人はそれぞれ走り回る。
『ふふ、2人も嬉しそうだ。』
『嬉しそうというかナックが大変そう。』
『ふふ、でも私も嬉しいですよ。こうして主様と見れて。』
『ルカス…。』
『主様のことを独り占めは叶いませんが……。』
ルカスは私の頬を両手で包み込む。
『……ルカス?』
『今この瞬間…主様の瞳に写ってるのが私だけだと思うと…凄く嬉しいです。』
『っ……。』
『今日はありがとうございます。』
『う、うん……。』
『2人を追いかけましょうか。』
『う、うん。』
ドキドキとハラハラな時間でした。
次の日。
別邸1階・2階
『ふにゃぁ〜。後、少しだけ〜。』
『飲み過ぎだ。』
別邸のみんなと晩酌。
『えぇー?だってぇ。』
『お酒弱いくせに無理するから……りほら、水飲めよ。』
『やぁだぁ…まだのむぅ。』
『俺もまだまだいけます!』
『テディさんももうダメですね。ベットに寝かせます。』
『ユーハンくんも大丈夫そうだね。』
『私は日頃から押えていますからね。テディさん、ベット行きますよ。』
『はぁい〜。』
テディはユーハンに身を任せ寝室に向かう。
数時間後。
テディはベットで即寝て、ベレンはその場で酔い潰れた。シロは早々に部屋に戻った。
残ったのはハナマルとユーハン。
『……。』
『ハナマルさんも飲み過ぎですよ。ベットで休んでください。』
『あぁ……ふわぁぁ……。そうだな……。』
『ゆーはん……。』
『主様、お部屋まで戻れますか?送りますから。』
『ん…もう、眠い……。』
『…全く。仕方の無い方なんですから。』
私は主様を抱き上げる。
ドサッ。
私のベットに優しく寝かせる。
『ゆーはん…』
『今日は私のベットをお貸しします。おやすみなさいませ、主様。 』
『ん…おやすみ…。』
次の日。
『あたまいてぇ…。』
『うぅ、飲みすぎました…。』
『シロ…部屋まで連れてってくれてもいいのに〜。』
『戯け。甘えるな。』
『…あれ、何で私ユーハンのベットに…?』
『ふふっ。』
どこか優越感に浸るユーハンでした。
めでたしめでたし……なのか?