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深夜投稿失礼します🙏💦
本編⬇
襲撃が、失敗に終わりますように___
常に気を張らなければならない日。
「今日は何時もより一段と疲れそうですね」
谷崎君が苦笑しながら言う。
「あぁ、そうだな」
その問いに対して、国木田君がぶっきらぼうに答える。
…さて、果たして何人が生きて帰ってこれるのやら。
「ここは…」
「スラム街だよ」
「やっぱり…」
敦くんとそんな会話をする。
「敦くんも何度か来たことがあるだろう?」
「はい、そこまで来たことはありませんが…」
敦くんが少し暗い顔をする。
過去を思ったのだろうか、そんなことを聞く資格は私にはない。
「…居たぞ」
さっきよりも国木田くんの声が低くなる。
「…私が先頭に行こう」
「…すまない、頼む」
国木田くんが申し訳なさそうに私に云う。
「それじゃぁ、行こうか」
「あぁ」
そんな会話して私を先頭とし、中也のところへ行く。
中也が振り返り此方に気づく
…が、何故か驚愕した表情をしている。
「中也?」
いつものように調子の良い声で、煽り気味に云う。
「…..」
中也が黙り込んだままこちらへ歩んでくる。
そして私の前へ立ち、小さくドスの効いた低い声で
「──お前は誰だ」
そう、囁いた