私の名前はべる。どこにでもいる普通の女子高生。
私には恋人がいる。
それは…
「べるおはよ!」
私に元気よく話しかけてきたのは恋人のななっし〜。実は私達は同性、私達の関係は周りには話していない。
…いや少しいるかも。中学時代の同級生の凸さんとさもさん。
あの二人は私がななっし〜と付き合う前めちゃめちゃ応援してくれた。今でもそれは変わらない。
早くあの二人付き合わないかな〜って思ってる。
「ななっし〜おはよ!朝から元気だね。」
「まあね〜」
ななっし〜が明るく笑う。
………その笑顔、ほんとに好きだなあ…
思わず「好きだよ」と言いそうになって慌てて開いた口を閉じる。
…ここ学校だった。危ない危ない。
「…?どうしたのべる?」
「あー…いや、えっと…」
私は悩んだ末にななっし〜の手のひらに指で「好きだよ」と書いた。
「……………!?!?///」
ななっし〜の顔が真っ赤になる。
「………///」
ななっし〜につられて私まで恥ずかしくなっていると、タイミングを見計らったかのようにチャイムの音がなった。
「…あ、じゃあ後で…」
「う、うん…」
ななっし〜は慌てて自分の席に座っていった。
「………」
私は机に突っ伏した。
………は、恥ずかしすぎる…
私とななっし〜はお互い気まずくなって一日を過ごした。
おまけ
〈ななっし〜視点〉
私がべると話してる途中。べるが開いた口を慌てて閉じた。
………どうしたんだろ…
「…?どうしたのべる?」
「あー…いや、えっと」
べるは少し恥ずかしそうにしながら私の手の平に指で「好きだよ」と書いた。
…………………………え、え?
べるが…「好きだよ」って…
え?え?
多分学校だからこうしたんだろうけど、私とべるはお互い恥ずかしくなって、この後一日中少し気まずくなって過ごした。
………………………………今度べると同じことしてみようかな、いやでもまた私絶対に恥ずかしなる。
………………好きだなあ…