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#鬼ごっこ
ゆりは
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# 第27話
✨「潔、風邪をひく」✨
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朝。
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いつもなら。
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蜂楽が部屋へ突撃してくる時間。
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しかし。
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今日は違った。
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コンコン。
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珍しくノック。
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蜂楽「潔ー?」
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返事がない。
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玲王「寝坊か?」
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千切「珍しいな。」
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凛「開けるぞ。」
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潔「まっ……!」
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ガチャ。
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全員「!!」
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ベッドの上。
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顔を真っ赤にした潔。
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潔「来るな……。」
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声も弱い。
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蜂楽「え。」
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玲王「おい。」
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千切「熱あるだろ。」
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凪「顔真っ赤。」
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凛は無言で潔の額に手を当てた。
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数秒。
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凛「熱い。」
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潔「大丈夫……。」
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全員。
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「大丈夫じゃない。」
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即答だった。
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潔「うっ……。」
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ふらり。
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立ち上がろうとして。
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グラッ。
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蜂楽「潔!!」
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倒れる前に支えられる。
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玲王「完全に風邪じゃねぇか!」
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千切「練習は禁止。」
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凪「寝ろ。」
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士道「寝ろ♡」
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乙夜「寝ろ。」
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雪宮「寝ろ。」
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潔「だからなんで全員同じ……。」
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言い終わる前に。
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ゴホッ。
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咳き込む。
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全員の顔色が変わった。
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蜂楽「重症じゃん!!」
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玲王「誰か水!」
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千切「体温計!」
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凪「毛布。」
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部屋が大騒ぎになる。
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30分後。
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潔。
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完全隔離。
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ベッド。
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毛布二枚。
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スポーツドリンク。
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冷却シート。
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潔「大袈裟だろ……。」
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玲王「黙って寝ろ。」
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潔「はい。」
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珍しく従った。
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そして。
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数時間後。
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潔は目を覚ます。
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少しだけ熱が下がっていた。
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ふと横を見る。
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蜂楽。
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椅子で寝ている。
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その向こう。
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玲王。
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資料を読みながら居眠り。
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千切。
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本を読みながら待機。
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凪。
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床で寝ている。
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士道。
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スマホいじってる。
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乙夜。
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窓際。
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雪宮。
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静かに本を読んでいる。
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そして。
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凛。
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腕を組んで座っていた。
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潔「……。」
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全員いる。
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潔「帰れよ。」
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蜂楽「起きた!!」
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一瞬で目が覚める。
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玲王「熱は!?」
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千切「水飲め。」
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凪「大丈夫?」
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士道「死んでない?」
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潔「死んでねぇよ。」
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乙夜が少し笑う。
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雪宮も安心したようだった。
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凛だけは。
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少しだけ表情を緩める。
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潔は思わず笑った。
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風邪はしんどい。
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でも。
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こんなに心配されるのは。
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少し嬉しかった。
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【次回】
✨「過保護禁止令」✨
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回復した潔が、
みんなの過保護を止めようとするが……!?
コメント
1件
おおー、潔が風邪引いた! しかもあの凛が真っ先に額に手を当てて熱を確認するとか、めっちゃレアでグッときたわ。その後もみんながそれぞれの方法で潔を気にかけてる光景がたまらんかった。仲間に心配されるのって、ちょっと照れるけど嬉しいよな。次回の過保護禁止令も楽しみにしてる🔥