こちらでは初めまして
プリ小説で同じ名前で活動してます!
ぽむ です
今回はプリ小説の方であげた短編集のひとつをこちらにあげさせていただきます〜
このアプリ初心者ですがよろしくお願いします🙏
⚠️ 吸血鬼 血表現 ちょいBL表現
きん▶︎きんとき (吸血鬼)
なか▶︎なかむ (人間)
血…血が足りない…
俺の名前はきんとき そして吸血鬼でもある
吸血鬼とは言っても日を浴びて燃えることはない
まぁ血は必要なんだけど
俺は普通の男子高校生として吸血鬼と言うことを隠しながら暮らしている
母「きんときー?血液パック飲んだ?」
きん『飲んだよ、大丈夫』
俺ら吸血鬼は日頃、血液パックと言う人間に近い血を飲んで過ごしている
これを1日1回でも飲まないと倒れてしまうくらいだ
きん『じゃあ行ってくる』
母「行ってらっしゃい」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
まだ春とはいえ少し暑い
日を浴びても大丈夫と言ったが少し苦手
日陰を探しながら登校をする
?「きんときー!」
きん『っ!なかむ』
なか「おはよ〜」
きん『おはよう』
こいつはなかむ、俺の親友
なかむは俺が吸血鬼と言うことを知っている
…というかバレた
なか「朝ごはん食べた?」
きん『ちゃんと食べたよ』
食べたって言うか飲んだって言うのかな
なか「それならよかった」
なかむには俺が吸血鬼で血液パックを飲まないと倒れてしまうということは説明してある
だから毎朝飲んだか聞いてくる
優しいなw
これがいつものルーティーンだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次の日
きん『ん…朝か…』
時間を確認するためにスマホを見る
7:45
きん『うわ!やば!』
まさかの寝坊をした
いつも起こしてくれる母さんはあいにく今日は早く家を出てしまっていた
朝ごはんのことなんか考える暇もなく制服に着替え家を飛び出した
…まぁ1回の遅刻なら許してくれ……n
…担任は遅刻に厳しかったな…
評価落とされても困るから急ぐか…
今日は曇っていて日が出ていなかった
ありがたい
走っていると目の前になかむがいた
きん『はぁはぁ……なかむ…おはよう…』
息を切らしながら声をかける
…苦しいな
なか「っ!きんとき!…どうしたの?大丈 夫?」
きん『寝坊しちゃって…走ってきた』
なか「寝坊…珍しいね」
きん『あはは笑』
きん『学校遅れちゃうし早く行こ』
なか「うん!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
学校
遅刻はしなかったけど……
…やばい
朝、血液パックを飲まなかったことに気づいた
今日確か体育があるんだよね……
適当に理由言って体育休も
体育_
きん『先生、体調悪いんで保健室行ってきてもいいですか』
先生「…珍しいな、まぁいい、保健室行くなら誰か着いてってあげた方がいいな」
なか「きんとき保健室行くの?」
きん『……うん』
ぁ、…ちょっと目眩が…
なか「…俺連れていきます」
先生「わかった、頼んだぞ」
なか「はーい」
なか「ほら、きんとき行こ」
きん『うん…………ごめん』
なかむに肩を借りながら保健室に向かった
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
保健室
ガラガラ
なか「失礼しまーす……」
なか「…先生いないのか」
なか「きんとき…大丈夫?ぁ…もしかして朝ごはん食べてきてない?」
きん『……うん』
寝坊して血液パックのことなんか頭になかった
ぁーどうしよう こんな状態で帰るなんて無理だし……
あ……
きん『なか…む』
なか「どうしよう…帰るなら俺も一緒に帰ってあげようか?」
きん『ねぇ…なかむ』
なか「…どうしたの?」
きん『なかむの血……飲んでいい?』
なか「俺の…血…」
これしかないと思った
思ったし……なかむの血は美味しそうな匂いがする
きん『……ねぇ?』
なか「いいよ」
きん『っ!ほんと?』
なか「きんときをこのままにできないし…」
なか「きんときになら…俺の血あげる」
こういう所もほんとに優しいな
きん『じゃあ有難くいただくね……』
なか「うんッ」
カプッ
ジュル ジュー
なか「ぃッ……」
なか「ッ……」
今まで血液パックした飲んだことないからか分からないけど
なかむの血、美味しい……
きん『んはッ』
ペロ
噛んだところを優しく舐める
きん『美味しかったし、元気出た』
なか「それなら……よかった」
きん『それになかむの血、甘い…』
なか「甘い?……」
なか「甘いものしか食べてないからかな?」
きん『どーなんだろ』
甘い…匂い 意外と好きかもしれない
きん『なかむの血もっと欲しい……』
なか「……ぇ」
きん『ぁ、ごめん無理なこと言った…』
なか「いいよ、俺の血あげる…!」
きん『ぇ?ほんと?』
なか「毎回って訳じゃないけど…」
なか「血液パックだけじゃ飽きるでしょ?」
最高すぎ、まさか血を飲ませてくれるなんて
きん『ありがとう…!』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
あの日から数日経った
きん『なかむ〜もう1回!』
なか「やだ!!今日で3回目じゃん!」
なかむの血が美味しすぎてつい…飲もうとしてしまう
なか「貧血になって倒れちゃうって!」
きん『それは…困る』
なか「でしょ?だからダメ」
きん『でもなぁ…』
1度知ってしまったあの味
忘れたくても忘れられない
俺だけのなかむ
俺だけのなかむの血
きん『まぁ…なかむは俺のだし』
なか「なっ…誤解される」
きん『俺だけのなかむの血〜♡』
なか「もー!!!」
吸血鬼だもん仕方ない
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!