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先に言っておくと挿入とかそういうエロはないです!
ただいきなりキスされてあわあわ困惑してるぎゆーさんがとても可愛いので念の為センシティブにしてます()
しかもまた分からせみたいなシチュです。(お仕置き系が好きで…)
あとお知らせ?っていうか告知↓
ノベルだとやっぱ書くの大変で!!
なので多分、チャットノベルとして部屋を作り直すと思います
もちろんここはログとして残します!
息抜き、暇つぶし程度に書いたので1話完結の短編です!
「おい、待てっつってんだろォが、冨岡ァ!!」
「……なんだ、不死川」
「なんだ、じゃねェよ!さっきの会議での態度はなんだ。お前は俺らのことを見下してんのか?!」
「見下してなどいない。俺はただ、事実を述べただけだ」
義勇は無表情のまま実弥を見つめる。その「事実」という言葉が実弥にとっては火に油を注ぐ燃料だった。
「事実だと?お前、この間も俺が提案した合同任務の進め方に『効率が悪い』っつったよなァ? それに、俺の剣筋に無駄が多いともぬかしやがった」
「……お前の動きは確かに力強いが、その分、反動で次の動作への移行が僅かに遅れる。俺ならばもっと速く対処できると言ったまでだ。それだけだ」
「ッそれが、見下してるっつってんだよ!!」
実弥からすれば、それはただの侮辱だった。死や困難を乗り越え、磨き上げてきた剣技を、「自分の方が優れている」と断じられた。
しかしこれでも義勇に悪気はない。彼の中では、単に客観的な能力の差を分析して最適解を提示しただけのつもりなのだ。その言葉が相手の自尊心をどれほど傷つけるかこの男は全く理解していない。
「なぜ怒る。…俺はお前の欠点を指摘し、改善の余地を教えたつもりだ。感謝されることはあっても、憤慨される理由がわからない」
「__あァ!?感謝ァ?お前それマジで言ってんのか?」
実弥は一歩、義勇との距離を詰める。威圧するように胸ぐらを掴み上げようとして、義勇はその手をひらりと避けた。
「っ…不死川。お前は少し、冷静になった方がいい。血の気が多いのは、それだけ思考が短絡的だということだ。俺のようにもっと深く物事を捉える努力をしろ」
「おま……っ、どこまでコケにすれば気が済むんだテメェは……!!!」
実弥の拳が強く握りしめられる。
実弥がどれだけ激怒しようと、義勇は首を傾げるばかりだ。その「なぜそんなに怒っているのか本当に理解できない」という無垢な困惑が、実弥を更にイラつかせている。
「お前はいつもそうだ。余計なことばかり言いやがって……!いいか、俺はお前のその、鼻につく言い草が気に入らねェんだよ!」
「言葉が足りなかったか。では言い直そう。お前は俺に比べて__」
「黙れっつってんだ!!」
「なぜだ。対話を拒むのは、お前の未熟さの表れで__」
「ああもう、うるせェなお前は!!いい加減黙りやがれ!!」
実弥はとうとう限界が来た。義勇の肩を乱暴に掴み、壁へと押し付ける。背中が壁に当たる鈍い音が響くと同時に、実弥は義勇の薄い唇に自分の唇を叩きつけた。
「ーーっ!?!?!」
義勇の目が見開かれる。
それはキスと呼ぶにはあまりに暴力的で、ぶつかり合うような衝撃だった。
「んッ,んう”ーッッ!!…ん、んむッ”」
義勇の身体がビクリと強張ると 実弥はさらに深く抉るように唇を押し付けた。
「んう”ッ、ーんぐ、ッ…」
数秒、あるいは数十秒。
実弥が勢いよく顔を離すと、そこには今まで見たこともないような、困惑に染まった表情をした義勇がいた。
「……………」
義勇は口を半開きにしたまま、視線を泳がせている。
常に冷静なその瞳が、今は激しく揺れて焦点が合っていない。
「…はっ、ようやく黙りやがったな。……じゃあな〜」
実弥は捨て台詞を残してその場を去った。
義勇の心臓がうるさいほどに脈打っている。それに顔が焼けるように熱い。
残された義勇は、石像みたいに固まっていた。