⚠️小説を読む前に⚠️

後半少々R-要素を含みます

(事後/事前だけ書いてます 中身は引っかかるのでご自分で)

昨日のイラストほどでは無いはず

「あ”ーｯ！また死んだぁ…」

「どんまい」

リスタート画面を見てメイが叫ぶ。叫び声が部屋に響いて、隣に聞こえていないか心配になる。

「ね、やって」

「…やだ」

「いーじゃん。やってぇ…ずっとこのステージできてないんだよ」

「嫌だ」

「おねがい」

「いや」

「ｹｯ」

メイは不機嫌そうに”メニュー”と表記されたボタンを押した。

「違うとこやる」

「あ、そう」

「…どれにしよ…これでいいかな…」

ｶﾁｯ

〈start！！〉

画面に広大なマップとアバターが出てくる。アバターの前に、とても大きな…犬？のキメラが降りてきた。

倒しすぎて慣れているのか、淡々とダメージを入れていく。その途中、こんなことを話しかけてきた。

「何回も聞いてるけど、僕のことどのくらい好き？」

「ﾝｸﾞｯ…」

不意打ちは流石にやめてくれ。ほんとにこういう所が心臓にとても悪い。

危うく飲んでいた炭酸水を吹きそうになった。

「はぁ、は…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎ…」

「え、どしたの」

「あのな…こういうのは得意じゃないんだよ…」

「え〜、そうでしたっけ？」

絶対わかって言ってるだろ…もうやだ…このくだり5回目…

「得意だったら今頃下じゃない」

「…確かにそうだね〜！かわいいし」

「可愛くないって…」

「可愛く見えるんです」

なんでこの人は俺の事が可愛く見えるんだ…?メイのように顔が女子寄りな訳でも無く、身長も低い訳じゃない。なのになんでなんだよ…

〈私たちの勝利を称えましょう。〉

華やかなBGMと女性のセリフが聞こえてきた。

「よっしゃぁ、終わりー」

視線をやると、勝利画面にシスターらしき人物が1人、立っている。メイの目にはこんなふうに見えているのか、俺。

…せっかく聞かれたさっきの質問、答えないと。どうせ答えさせられるし。

「…結構すき」

「え？何て言ったの???」

こいつ…ニヤニヤしながら聞き返してきた。言ったって。俺言った。これほど恥ずかしい事ありますか。

「…言った。」

「声小さくて聞こえませーん。」

「だから…結構すきだって」

「え？」

「すき」

「もっかい言って?」

「ｯｯｯ…だから好きだってめちゃくちゃ好き!!」

…言ってしまった。恥ずかしくなるから封印していたのに…顔が熱くなるのが自分でもよく分かる。

「ついに本音を言いましたか〜」

「…最悪」

「君からそんな嬉しい言葉が聞けて嬉しいですよ〜」

「こんな事で感情的になるとは…恥ず」

「僕も好き〜」

「どのくらい」

興味本位、という事と仕返しのような気持ちで聞いてみる。当然、効く訳もなく…

「赤面可愛すぎて今すぐ抱き潰したいくらいには好き」

…という、俺がやられてしまう返答でワンパンされた。最近、すぐにこういうネタをぶち込んでくる。

「なーんてね。冗談だよ。半分は」

「…もう半分はなんなんだよ…」

「ほんと。」

「…キスなら、まだあり…だな」

「まじ？じゃあしちゃうよ？」

うわ、近っ。びっくりした…慌ててメイの口を塞ぐ。

「いや、やっぱだめ」

「ん”ー…」

「嫌なもんは嫌だ。」

「…えー。もうその気になっちゃったよ。ちょっとだけ。ね？」

「まあ、少しだけなら…」

「やった〜。じゃ、ベッド行こー」

「は！？」

心を許した俺が悪かった。少しだけと言ったはず…だよな？

まあ、覚悟を決めるしかない…ん？なんで俺いつの間に覚悟決めてるんだ？拒否ればいいものを…

「…えっちょっ待っ……ぅぁﾞ、♡」

─何十分か経っただろうか。

あれから結局、ちょっとどころではないくらいに…抱かれた。腰痛い。さっきまでずっとしてたから立ちづらい。ふらふらする…

「お疲れさま〜。」

「”おつかれさま”じゃねーよ…お疲れさせたのだれ…」

「いやぁ…ついつい、ね」

「いろいろ痛いし…何で見えるとこにわざわざ噛み跡つけるんだよ…」

「君の顔と声可愛いから我慢できなくて…僕以外に見て欲しくないなぁと」

「なんだよその束縛みたいな考え…心配しなくても他人とする気はない」

「だよね。見せる訳ない」

こういう事の後は大抵、メイの考えが少し重くなる…気がする。いつもSっ気はあるが、束縛的な事を言うのはこの時間だけだ。

「またシよーね」

「当分お預けだ。」

「えー、なんでー?」

「1回が体力使う」

「でもきもちよかったでしょ〜？」

「それとこれとは別！」

【エンドロール】

久しぶりですこの投稿

ちょっと過激…?だったかしら

純粋な気持ちでは私の作品見ないことをおすすめする

fin