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#原因は自分にある。
宇空#🎹,🐈⬛
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#原因は自分にある。
バディ乃杜バディ子
26,254
病室には静かな空気が流れていた。
窓から差し込む夕日が、ベッドの上のりょうたをやさしく照らしている。
かなめはベッドの横の椅子に座ったまま、何も言わずにりょうたの様子を見つめていた。
しばらくして、りょうたがゆっくりと目を開ける。
「……かなめ。」
「起きた!」
かなめは思わず立ち上がった。
「先生! りょうたが目を覚ましました!」
看護師と医師が部屋へ入り、状態を確認する。
「意識ははっきりしていますね。しばらく安静にしましょう。」
医師の言葉に、かなめはようやく胸をなで下ろした。
数分後。
病室のドアが勢いよく開く。
「りょうた!」
じゅんだった。
その後ろから、たかと、こうさく、かずと、まさやも駆け込んでくる。
「無事でよかった……。」
たかとが静かにつぶやく。
「心配したんだからな!」
じゅんは目に涙を浮かべながら笑った。
「ごめん。」
りょうたは小さく笑う。
「謝るな。」
かなめが首を振る。
「悪いのはりょうたじゃない。」
病室にいた全員がうなずいた。
⸻
翌日。
警察は事件について詳しく調べ始めていた。
かなめは担当の警察官に、見つけた場所や気づいたことを落ち着いて話す。
「少しでも手がかりになれば。」
「ありがとうございます。」
警察官は真剣な表情でメモを取った。
事件はまだ終わっていない。
でも、一歩ずつ前に進んでいた。
⸻
数日後。
りょうたは少しずつ笑顔を取り戻していた。
病院の中庭を歩いていると、かなめが隣に並ぶ。
「怖かったよね。」
りょうたは少し黙ってから答えた。
「……うん。」
「でも。」
かなめはまっすぐりょうたを見る。
「もう一人で抱えなくていい。」
「七人で乗り越えよう。」
りょうたは目を潤ませながらうなずいた。
「ありがとう。」
そこへ、
「おーい!」
じゅんたち五人が手を振りながらやって来る。
「先生に歩きすぎるなって言われてるぞ!」
「差し入れ買ってきた!」
「みんなで食べよう!」
病院の庭に、久しぶりに七人の笑い声が響いた。
事件の傷はすぐには癒えない。
それでも、一人ではない。
仲間がいる。
そのことが、りょうたにとって何よりの支えになっていた。
コメント
1件
りょうたが目を覚まして、みんなが駆け寄ってくる場面、すごく温かかったです。「謝るな。悪いのはりょうたじゃない」のかなめのセリフ、グッときました。事件の謎が残る中で「7人で乗り越えよう」という約束が、このチームの強さを感じさせますね。仲間の存在が何よりの薬になるんだなあとしみじみ。続きが気になります!